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糖尿病〜美容整形外科〜きれいなお姉さん |
糖尿病とは、血液中のブドウ糖を調整するインスリンの作用不足で、血液中の糖分がぎょうさんなる病気どす。 ブドウ糖は体を動かすエネルギー源であり、血糖値が高いということは、エネルギー源が体に行き渡らず血液の中に溢れてしまう状態なのどす。 こうなるとエネルギー源が体に届かないので、全身のエネルギーが足りず、様々な合併症を引き起こします。 2002年の糖尿病実態調査によると、糖尿病が強く疑われる人は約740万人。 糖尿病の可能性を否定でけへん人は約880万人。 合計で1997年調査時よりも約250万人も糖尿病の患者数は増えています。 治療の基本は日常生活の強度に合った食事（食事療法）や運動療法どす。 これで十分な効果が得られへん場合は、血糖降下剤などの内服薬、インスリン注射等の薬物療法が用いられます。 糖尿病は大きく分けて、自己免疫異常でインスリンが作れなくなる1型か生活習慣が原因の2型があり、ほとんどの患者が2型どす。 2型の主な原因は、高脂肪食の過剰摂取や運動不足。 加えて過食・肥満・ストレスも原因となってます。 遺伝的要素もあります。 2型糖尿病の場合は、食事療法や運動療法でまず血糖値を下げるようコントロールします。 1日の食事の適正量は、身長、体重、年齢、性別や仕事内容などを考慮して医師が指示します。 医師から食事療法の指導を受けた際に糖尿病食事指示票が渡されますので、それに応じたバランスのええ食事を取ることが大切どす。 朝食・昼食・夕食・間食でどれくらいずつ食べるかを、食品交換表を使用して配分するよう、指示を出されることが多いようどすので、それに従って献立を考えましょう。 糖尿病に効果のある食物繊維 糖尿病の人は食事で食物繊維をぎょうさんとるように言われますが、そらなんでどすか？ 食物繊維は胃の中に留まっとる時間が長く、そのために消化吸収に時間がかかります。 その結果、同じカロリーでも食物繊維をぎょうさん取る方が、食事による血糖の急激な上昇が少なくなってます。 血糖値の変動の幅が小さくなって、糖尿病に効果があると言われるのどす。 食物繊維はコレステロール値を下げるので、心臓疾患に効果があると言われています。 食物繊維をぎょうさん含む食品はカロリーが少ないため、食事のカロリーの取りすぎを防止できます。 また、食物繊維は腸内で脂肪を吸収するため、脂肪の取りすぎも防ぎます。 ほんで、便秘に効果があるのはよく知られています。 腸内環境を良くして、大腸がんになるリスクも減らします。 食物繊維をしっかりとることは糖尿病防止だけにとどまらず、様々な病気の抑制につながります。 食物繊維とは、人の消化酵素で分解されへん性質のものを指す総称で、豆やイモ類、穀類や野菜、海藻などに含まれます。 食物繊維の多い食事は、よく噛まないといけへんものがぎょうさん、そのため少量の食事で満腹感を得られます。 こみたいに、食物繊維には長所がたくはんあります。 もちろん取りすぎると栄養が行き渡らなくなるという弊害もありますが、現代の日本人は食物繊維不足どす。 通常の食事をきちんと取っとる限りは、大人の場合心配はおまへん。 栄養バランスに気をつけ、食物繊維をしっかり取り、糖尿病の進行・防止に努めてください。 ペットボトル症候群 ペットボトル症候群ということばをご存知どすか？ 清涼飲料水には糖分がぎょうさん含まれています。 清涼飲料水を容量の多いペットボトルで飲みすぎて起こった、糖尿病性ケトアシドーシスをペットボトル症候群と呼びます。 糖尿病性ケトアシドーシスは糖尿病の悪化で起こります。 インスリン機能の低下で、エネルギーとしてブドウ糖を必要量吸収できず、体の筋肉や脂肪からエネルギーを利用しようとします。 そこからでけるケトン体というものによって血液が酸性になってます。 通常は中性であるべき血液が酸性になることにより、体の機能が低下し、ひどい場合、意識がなくなってます。 また、糖尿病は尿の量がぎょうさんなってます。 そのため、糖尿病がむちゃなると脱水状態になって、この場合もまた昏睡状態に陥る危険性があります。 これを糖尿病性昏睡とええます。 ペットボトル症候群の場合、まず糖分がぎょうさん含まれるペットボトルなどの清涼飲料水を飲みすぎ高血糖に、ほんで糖尿病へとつながってしまいます。 糖尿病になるとのぞが渇くので、さらに清涼飲料水を飲み高血糖をさらに悪化させてしまい、糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こすのどす。 清涼飲料水の飲みすぎに注意し、麦茶などで水分を取らなければなってません。 糖尿病は体の機能の低下を引き起こし、規則正しい食事、運動、治療で血糖をコントロールせなこのような症状になる可能性があります。 そやけども、自分の体の管理によって、このような症状を防ぐことがでけるのどす。 食事や飲み物の内容を把握するのは、自分の体を守ることにつながります。 糖尿病発症の仕組み 糖尿病はインスリンがない、もしくは効きが悪く、血糖、すなわち血液中のブドウ糖の量が通常よりもぎょうさんなって、様々な合併症のリスクがある病気どす。 ブドウ糖とは、そもそも何どすか？ ほんで、どみたいに糖尿病は発症するのどすか？ 穀類(ご飯、パン類、麺類)・いも類などに含まれる炭水化物が消化されてブドウ糖になってます。 ブドウ糖は、体を動かすエネルギーとなるもので、エネルギーとして使われなかったブドウ糖は体脂肪になってます。 こみたいに、本来ブドウ糖は脳や活動のエネルギーとして大切なものなのどす。 このブドウ糖を細胞に取り込むのに必要なのが、すい臓で作られるインスリンどす。 すい臓で作られるはずのインスリンが作られへん、もしくは作られとるのに効きが悪い場合、ブドウ糖が細胞に取り込まれず血液中に蓄積します。 こみたいにして血糖値が上がり、糖尿病となるのどす。 定期的な運動がインスリンの働きを活発にさせ、体脂肪を減らし、他の病気にかかりにくい体力をつけるため、運動療法が糖尿病には勧められるのどす。 運動がインスリンの働きを活発にさせるので、運動量によっては低血糖になる危険性もあり、そのために医師との相談のうえで運動するのがええのどす。 規則正しい食事や運動、薬は、こみたいにブドウ糖の量を調節するために重要なのどす。 自分の体の仕組みを知って、栄養バランスのとれた食事や、血糖値を正常値に保つよう運動を続けること、適切な薬を利用が、あんたの体を守るのどす。 また、糖尿病にかかっておらん人も、食事や運動に気をつけることが糖尿病、その他の病気にかかれへんようことにつながります。 糖尿病と歯周病 糖尿病になると血糖が増え、それが合併症を引き起こすもとになるのどすが、高血糖の影響は口の中にもあらわれます。 血の巡りが悪くなって、歯周病が起こります。 血管の障害のため、白血球の機能が低下し、炎症が起こった場合に治癒力が弱まり、歯周病が悪化するのどす。 そのため、糖尿病で歯周病に悩む人は多いのどす。 また、歯の治療によって、糖尿病であると判明した人もいます。 歯周病を防止は、症状を悪化させへんと同時に、きちんと食事を取るための大切なことなのどす。 歯周病防止のためには、糖尿病を進行させへんこと・口の中の清潔を守ることが重要どす。 口の中の清潔を保つには、 ・食後の歯みがきをかかさない。 歯1本1本を、力を入れすぎず丁寧に磨きましょう。 歯ぐきと歯の境目の磨き残しに気をつけてください。 ・歯の間の汚れは歯ブラシで落としきれへんので、歯間ブラシやデンタルフロスを使って汚れを残さないように。 ・定期的に歯医者に通い、自分では落しきれへん汚れや歯石を除去してもらいましょう。 また、虫歯や歯周病のチェックもしてもらい、必要があればきちんと治療を受けてください。 放置しておいて、よくなることはおまへん。 歯周病や虫歯を放置しておくと、当然食事を満足にとれなくなってます。 そうすると食事バランスをうまく保てなくなって、結果糖尿病を悪化させ、歯周病もまた糖尿病の悪化により悪化する悪循環に陥ります。 糖尿病も歯周病も同時に治療して、健康を保つよう心がけてください。 糖尿病には薄味の食事を 糖尿病や高血圧など、カロリーや塩分を控えた食事には物足りなさがあると思うて。 そやけども、薄味に慣れて素材の味を楽しめるようになると食事も楽しく健康にもなってます。 ここでは、美味しい薄味の料理を楽しむにはどうすればええのかを考えてみます。 料理に醤油をかけるのが習慣になっとる人は、その醤油がほんまに必要か、必要かていつもかけとる量は多すぎないか、かける前に一口食べてから考えてみましょう。 漬物などに習慣的に醤油をかける人がいますが、かけんと食べられませんか？ 慣れると醤油なし、もしくは少量の醤油で食べられるはずどす。 こみたいに、他の調味料でも適当にかけるのはやめて適量を考えて食べるようにしてみましょう。 また、料理の上に調味料をかけるのではなく、小皿に調味料を入れて、それに料理をちびっとつけて食べると調味料の量が減らせます。 味噌汁は具だくはんにすると、野菜がたくはん取れて、飲む汁が少なくなるので塩分も控えることになってます。 ハーブなど香辛料を用い、調味料を少なく風味よく調理するのもええどすな。 レモンなど柑橘類を利用するのもええでしょう。 揚げ物や脂肪の多い肉や魚を控え、蒸す、煮るなどの料理方法の利用や、脂質の少ない赤味の肉を使うなど工夫しましょう。 普段から薄味の料理を作ることは、お子はんのいる家庭どすと、幼い頃から薄味に慣れさせ、健康も守ることにつながります。 素材の味を楽しみ、糖尿病を進行せんよう気をつけて生活もぜひ楽しんでくださいな。 世界糖尿病デー 2006年、国連は国連総会義で「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を可決し、同時に111月14日を世界糖尿病デーと決めました。 11月14日はインスリンをの発見者、フレデリック・バンティングの誕生日どす。 11月14日には世界各地での糖尿病の予防・治療・療養の啓発運動が推進され、国連や主要国で様々なイベントが行われます。 2007年11月14日、東京タワーや通天閣など日本各地で世界糖尿病デーのシンボルカラーであるブルーにライトアップされ、糖尿病に対する予防や治療などの啓発コメントが雑誌、新聞、ニュースなどで報道されました。 糖尿病は、世界の成人人口の約5〜6％の病気となっています。 日本では、糖尿病が原因で亡くなる人が年間約1万人に対して、治療を受けとる人は糖尿病が疑われる人、糖尿病予備軍の約15％の約212万人でしかおまへん。 世界のどこぞで10秒に1人が糖尿病の合併症で亡くなっています。 糖尿病の進行は発展途上国でぎょうさん見られます。 食生活が変化し食事で脂肪を取りすぎとったり、治療設備が整っておらんために糖尿病が急増しとるのどす。 糖尿病は豊かな国の病気だと思われていますが、実際は経済的に恵まれへん層にぎょうさん、治療費が払えず、高額なインスリンなど治療を満足に受けられず合併症に苦しんでいる状況なのどす。 世界の人が糖尿病について知ることが大切であり、糖尿病を予防し、治療や合併症を防ぐよう、全世界で行動が求められています。 栄養バランスのとれた食事をとり、きちんとした治療をするという知識が、世界の健康を維持するのに必要な時代だと言えるでしょう。 糖尿病の人の中食 最近は中食(なかしょく)という言葉が一般的に使われるようになってました。 中食とは、惣菜や弁当、冷凍食品など加工食品を購入し、自宅で食べることどす。 ライフスタイルの変化に伴い、共働きなど忙しい家庭では、惣菜や弁当は作る手間がいらずむちゃ役立つ商品どす。 そやけども、糖尿病者にとっては、市販の惣菜や弁当は揚げ物が多いなどカロリーが多いため、利用には注意が必要どす。 2006年に国民生活センターで実施された中食のフライの検査結果によると、多いものでは中食のフライで1日の脂質目安量を摂取してしまいます。 塩分についても、中食のフライは手作りのものより塩分量が多い結果が出ています。 衣の厚い加工食品は手作り品よりも、衣が油を吸いやすくカロリーが多いことは覚えておいてください。 また、その場で作り、並べて好きな量をとる包装のない惣菜には、原材料やカロリーの明記は必要ないので注意が必要どす。 容器包装されとる加工品には、原材料の他、カロリー表示も明記されています。 全体のカロリーや、グラム数に対するカロリー、1個単位のカロリーなど表示は様々やので、必要なカロリーを計算でけるように心がけましょう。 見かけは少なくても高カロリーのものがあるので注意してください。 特に、チョコレートなどお菓子は少量でも高カロリーどす。 糖尿病では、食事の栄養バランスを考えると同時に血糖値を上げないよう、カロリー計算はかかせません。 そのためには、食材だけでなく、こみたいに加工食品に対してもカロリーに対して気をつけねばなってません。 糖尿病かて調理の手を抜きたいときはあります。 そういった時には便利な加工食品どすが、食事に利用する際には注意を怠れへんよう、充分気をつけましょう。 たばこやアルコールの糖尿病への影響 糖尿病になった人にはたばこやアルコールをやめるよう、指示があると思うて。 たばこやアルコールは糖尿病にどんな影響があるのでしょうか。 まず、たばこの糖尿病への影響どすが、たばこは糖尿病に限らず肺がんなど様々な病気の発症率を上げる原因どす。 糖尿病の高血糖が続くと血管障害が起こりますが、喫煙はその血管障害を加速する作用があります。 血液ドロドロ状態になっとるのに、それに追い討ちをかけるのと同じどす。 また、たばこは吸っとる本人だけでなく、家族にも影響があることが知られています。 そのため、あんたや家族の体を守るためにも糖尿病の人には禁煙をお勧めます。 禁煙によって口寂しくなって太る人もいますが、食事療法や運動療法によって血糖値や体重を管理でけるようにしましょう。 アルコールの糖尿病への影響のひとつが、低血糖。 糖尿病の薬を飲んでいたりインスリン注射を使用しとる場合、アルコールを飲むと薬やインスリンの血糖を下げる作用が長引く場合があります。 また、アルコールを飲むときのおつまみは塩分が多いので、食べ過ぎると高血圧を起こしやすくなってます。 おつまみの食べすぎ自体、カロリーの取りすぎにつながるので糖尿病にはよくおまへん。 そやけども、決してアルコールがあかんなわけではなく、血糖や食事など生活管理がきちんと成されとる場合は2単位程度飲んでもええと指導される人もいるようどす。 長年の喫煙や飲酒の習慣を変えるのは容易ではおまへんと思うて。 そやけども、自分や家族の体や生活を守ることは、むちゃ大切なのどす。 糖尿病である、ないに関わらず、しっかりと栄養バランスのとれた食事を取ることは、毎日を健康に過ごすうえでむちゃ大切なことなのどす。 介護保険について 糖尿病が悪化したり、合併症などを併発し、自分だけの力で動けなかったり、動けても自由が利かないなどの場合に利用でける選択肢のひとつが介護保険どす。 介護保険は40歳から介護保険料を支払います。 65歳以上は第一号被保険者、40歳〜64歳は第二号被保険者で、一般に介護保険のサービスを受けられるのは65歳以上の第一号被保険者どす。 そやけども、第二号被保険者かて、特定15疾病の場合はサービスを受けられます。 糖尿病の場合は、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性精神障害が特定疾病にあたります。 この他、脳血管疾患(脳梗塞など）も特定疾病どす。 介護保険のサービスには、食事や買い物などの家事を援助や身体介護をしてくれるヘルパーの派遣、病院への送迎サービスや、デイサービスなど自宅以外で食事や入浴をさせてくれるサービスなど多岐にわたります。 看護師が定期的に来て、血圧を測ったり生活のアドバイスをしてくれるサービスもあります。 介護サービスを受けるのは、まず介護度の認定が必要で、介護度の重さによって受けられるサービスや1割負担の上限金額が変わってきます。 また、介護保険だけでなく、ボランティアのサービスもうまく利用するとええでしょう。 介護保険の申し込みは自治体の介護福祉課や地域包括支援センターなどが窓口となっています。 もし、介護が必要となった場合はどうするか、考えたくないことかもしれません。 そやけども、きちんと知っておけば、もしもの時に慌てなくてすみます。 また、自分が利用しなくても、他の人にもアドバイスできます。 そのうえで病気にならへん、進行させへんよう、規則正しい生活習慣を忘れず過ごしてください。 糖尿病合併妊娠 糖尿病の女性が妊娠した場合、糖尿病合併妊娠となってます。 糖尿病合併妊娠のリスクは母体には、糖尿病性ケトアシドーシス、妊娠高血圧、早産、羊水過多症などがあります。 糖尿病性ケトアシドーシスとは、高血糖のため、全身嫌悪感、激しい腹痛やこん睡状態に陥ることがある症状。 羊水過多症とは、羊水がぎょうさんなってしまい母体に影響を及ぼす状態を指します。 羊水過多症になると子宮が膨らみ、下半身にむくみや痛みが出たり、呼吸が苦しくなる場合があります。 また、分娩時に赤ちゃんが巨大児になっていれば、帝王切開率が高くなって、産道裂傷などのリスクも高くなってます。 妊娠初期に高血糖であると赤ちゃんも高血糖になって先天奇形になる危険性が高くなってます。 赤ちゃんが巨大児や、さかしまに低出生体重児になる危険性もあります。 また、巨大児となった場合は出産の際、産道の抵抗が大きくなって、赤ちゃんに頭血腫などが起こることもあります。 出産後は、赤ちゃんが低血糖などになってやすいので、充分に経過を見守る必要があります。 そのため、糖尿病の女性は妊娠前には血糖値をコントロールしておく必要があるのどす。 血糖値のコントロールだけでなく、糖尿病性網膜症や腎症などにもかかっておらんか、かかっとる場合にはきちんと治療し、妊娠してええ状態にしておくのが大切どす。 食事療法は妊娠中かて、血糖値のコントロールの基本となってます。 お母はんだけでなくおなかの赤ちゃんのためにも規則正しく栄養バランスの取れた食事が大切どす。 また、産後、赤ちゃんへの母乳育児は可能どす。 インスリンは母乳から赤ちゃんへは移動しません。 母乳を与える場合、お母はんはエネルギーを消費するので低血糖になってやすくなってます。 また、産後は忙しいので、食事が不規則になったり、寝不足などで血糖コントロールがおろそかになってがちどす。 そやけども、赤ちゃん、ほんでお母はんの体を守るためにも、生活習慣を乱さんと過ごす必要があります。 ほんで、家族をはじめとして周りの人も協力してあげてください。 妊娠糖尿病とは 妊娠糖尿病とは、これまで糖尿病でなかった人が妊娠により血糖値が高くなった症状を指します。 血糖値が高いと巨大児(4000g以上)になったり、難産になったり、出産後ほんまの糖尿病になるリスクが大きくなってます。 妊娠すると胎盤から出るホルモンによってインスリンの作用が弱まります。 したがって妊娠中は普段よりもぎょうさんの量のインスリンが必要とされますが、その量が足りまへんと糖尿病を発症する場合があるのどす。 妊娠糖尿病の一番いかいな原因は、糖分の取りすぎどす。 お菓子や果物を食べ過ぎないよう気をつけましょう。 食事のバランスを考えて糖分を取りすぎないよう気をつけてください。 妊娠中はたくはん食べなさい、と言われることが多いと思うてが、言われるまんまに食べ過ぎてはいけません。 また、つわりが終わってから食欲が増す場合もありますが、やはり食べすぎないよう気をつけて食事を取るようにしましょう。 ファストフードや加工食品は避けた方がええでしょう。 運動も血糖値を下げるのに大切どす。 散歩やマタニティスイミングなど、妊婦はんに合った運動がありますので、無理をせず続けられる運動で体調を整えましょう。 食事と運動に気をつけて過ごして、お母はんにも赤ちゃんにもええ状態を作ってください。 またストレスを溜めへんよう、心がけてください。 また、妊娠前から糖尿病にかかっていて気づいていなかったという可能性もありますので、妊娠前にきちんと糖尿病の検査を受けることをお勧めします。 糖尿病の合併症 動脈硬化 糖尿病での高血糖が続くと血管の障害が起こりますが、この血管障害には、細小血管障害と大血管病変(動脈硬化)があります。 動脈硬化は耳にしたことのある人も多いでしょう。 動脈硬化とは、大血管、つまり心臓や脳、脚などの動脈の壁に変化がでける病気どす。 動脈の壁が傷ついて内皮障害が起き、慢性の炎症のような状態となってます。 ほんで次第に動脈の壁が硬く厚くなって、血液が流れにくくなるのどす。 高血糖はたとえ一時的な状態かてこのような動脈硬化を引き起こす原因となる危険性も持っています。 つまり、空腹時の血糖が問題なくても食後の血糖値が高ければ動脈硬化は起こりうるのどす。 動脈硬化は進行しとるのに気づかず放置したまんまだと、突然動脈が詰まることがあります。 それが動脈硬化の恐ろしさどす。 心臓の動脈が詰まると心筋梗塞、脳の動脈が詰まると脳梗塞、脚の動脈が詰まると壊疽(えそ)が起こります。 動脈硬化と同時に知覚神経障害が起こっていれば、感覚がにぶっとるので低温火傷など細菌感染も起こりやすくなって、壊疽のリスクが高くなってます。 最悪は切断せんと命にかかわるという危険性を持っとるのどす。 糖尿病の人は、そのような症状にならへんためにも、食事や運動に気をつけ、適切な治療を受けて症状の進行を防ぐ生活をおくってください。 症状が軽いからと考えて放置してはいけません。 食事や運動など生活習慣を見直し、適切な治療を受けそれを守っていくことが、あんたの命や家族の生活を守るのどす。 糖尿病の合併症 三大合併症 糖尿病では、血糖値を正常にするために食事や運動に気をつけなければなってません。 そやけども、うまく血糖値をコントロールでけへんとどのようなことが起こるのでしょうか。 糖尿病での高血糖が続くと血管の障害が起こります。 この血管障害には、細小血管障害と大血管病変(動脈硬化)の2つがあります。 細小血管障害は糖尿病特有の合併症で、以下に挙げる症状が三大合併症として知られています。 ・糖尿病網膜症 網膜の血管が出血し、進行すると網膜はく離や血管新生緑内障によって失明の危険があります。 進行すると眼科的治療が必要となってます。 手遅れとならへんためには、眼科にも定期的に受診が必要どす。 ・糖尿病腎症 はじめは自覚症状がおまへん。 進行すると、むくみが出たり、血圧が上がったりします。 さらに進行すると、腎不全が起き、透析が必要になる場合があります。 血糖の管理がうまくできていても、血圧が高いと進行してしまうので血圧の管理も重要どす。 糖尿病腎症は、透析治療が必要となる場合の最も多い原因どす。 ・糖尿病神経障害 しびれや、感覚が鈍くなるという知覚神経障害や、立ちくらみ・汗のかき方がおかしいといった自律神経障害などがあります。 場合によっては糖尿病と診断される前に症状が出ます。 糖尿病によって起こると知っていれば早期発見につながります。 このような合併症を防ぐには、普段の食事や運動など生活習慣を規則正しく行うのが一番どす。 血糖値だけでなく、血圧や手足のしびれ、目の状態などにも気をつけることも糖尿病には必要どす。 糖尿病の症状 糖尿病は自覚症状がなく、健康診断で高血糖を指摘されて気づく人が多い病気どす。 また、高血糖を指摘されてもそのまんまにして、合併症が起こってから治療を開始する人も多いのどす。 糖尿病の症状にはどのようなものがあるのか、知っておけば、健康診断を受ける前に治療をはじめ病気の防止、進行を防ぐことができます。 糖尿病の主な症状 ・水をよく飲む。 ・尿の量がぎょうさんなる。 ・のぞがよく渇く。 ・疲れやすくなる。 ・食べとるのに体重が減少する。 このような症状に心当たりのある人は、いっぺん診察を受けてみましょう。 血糖値には空腹時血糖値と食後血糖値があり、一般の健康診断で行われるのは空腹時血糖値の測定どす。 そやけども、糖尿病には空腹時血糖値は高くないが、食後血糖値が高い場合があります。 こら、かくれ糖尿病と呼ばれます。 食後血糖値が高い場合かて合併症になる可能性はあるので、糖尿病の診断には食後血糖値も測定する必要があります。 食後血糖値とは食べ始めから1時間半〜2時間に測る血糖値。 検査測定では、ブドウ糖負荷試験が行われ、ブドウ糖負荷2時間後の血糖値が糖尿病であるか否かの判断基準になってます。 普通、健康診断では食後血糖値を測定せんので、糖尿病の危険性のある人は医療機関で測定してもらうとええでしょう。 以上のような症状がなかったとしても、規則正しく栄養バランスのとれた食事や適度な運動をすることは健康を維持するために大切どす。 また、糖尿病と診断された場合では、より一層、摂取カロリーを守った食事や日々の運動を心がけ高血糖にならへん生活を心がけてください。 メタボリックシンドロームとは 生活習慣病と呼ばれる糖尿病・高血圧・高脂血症は内臓脂肪の蓄積が原因と言われています。 内臓脂肪の蓄積によって、様々な病気が引き起こされた状態がメタボリックシンドロームと呼ばれています。 肥満には、洋ナシ型と呼ばれる皮下脂肪型と、リンゴ型と呼ばれる内臓脂肪型があります。 内臓脂肪型肥満は外見からはわかりにくく、それを判断するための手段として腹囲(へそ周り)の測定があるのどす。 内臓脂肪型肥満の判断基準は、男性は腹囲85cm以上、女性は90cm以上どす。 この数値にあてはまる場合は、あんたは内臓脂肪型肥満かも知れません。 そやけども、簡単におちない皮下脂肪とは違い、内臓脂肪は皮下脂肪とは違い比較的簡単につく代わりに、食事や運動に気をつければウチも比較的簡単におとすのが可能どす。 メタボリックシンドロームの判断基準は、まず第一に男性は腹囲85cm以上、女性は90cm以上。 これに加えて血症の数値、血糖値、血圧の3項目のうち、2項目以上がが正常値からはずれとる場合にメタボリックシンドロームと診断されます。 内臓脂肪の蓄積は、糖尿病など生活習慣病を引き起こし、やがて動脈硬化、それにともなう脳梗塞などを引き起こします。 それを防ぐためには、内臓脂肪蓄積を防ぐように、蓄積されとる人ならば生活習慣病にならへんように、メタボリックシンドロームと診断された人やそうなる手前の人はこれ以上病状を進行させへんよう、いずれの人も食事や運動など生活習慣を見直しましょう。 早う対処すれば、それだけ早う健康を維持でけるのどす。 特定健診・保健指導 平成20年4月から、40歳〜74歳までのすべての健康保険加入者・被扶養者に対して、メタボリックシンドローム(内蔵脂肪型肥満)予防のための新しい健診と保健指導が実施されます。 健診の目的が、これまでの病気の早期発見・早期治療から、糖尿病など病気になる前の予防へと変わります。 メタボリックシンドロームの該当者やそのや予備軍の減少を目指し、保健指導を必要とする人を見つけるための健診項目が導入されます。 新しく始まる健診では、内臓脂肪の状態を知るために腹囲(へそ周り)の計測があります。 厚生労働省の国民栄養・健康調査によると40歳〜74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人はメタボリックシンドロームが強く疑われる、または予備軍と考えられています。 メタボリックシンドロームとは内臓脂肪の蓄積から高血糖・高血圧・脂質異常の状態になっとる人のことで、該当者は保健指導により生活習慣改善に取り組めるように専門家から支援が受けられます。 予備軍の人にはメタボリックシンドロームや生活習慣病の基本的知識や生活習慣の情報提供が受けられます。 健診によって、メタボリックシンドロームに該当し、もしくは予備軍と診断され、食事・運動などの生活指導を受けることは、健康管理のうえでいかいな意義があります。 これまで要注意となっても、その後、診察を受ける・受けへんは本人まかせやったからどす。 食事や運動の健康管理や、糖尿病などの病気に進行させへんよう、健診だけに頼らず自己管理をしっかりとせへんけへん時代となっとるのどす。 糖尿病の予防 糖尿病になったら食事や運動に気をつけて生活せななってません。 合併症にならへんかとの不安も起こります。 糖尿病になってから食事や運動に気をつけるよりも、糖尿病になる前に食事や運動に気をつける方がええどすよな。 糖尿病にならへんために、何よりも自身の健康のために、自分の生活を見直してみましょう。 3食きちんと食事をとっていますか？ 夜更かしや朝食抜きで生活リズムが乱れておりませんか？ 暴飲暴食をしておらんどすか？ 運動不足で、体重が増加しておらんかなど、気にかかることがおまへんか？ 自分に必要なカロリーがどのくらいで、栄養バランスを考えてどのような食事を取ればええのか考えることは糖尿病に限らず、あらゆる病気に対処する大切な方法どす。 糖尿病は自覚のでける症状がある病気ではおまへん。 家族に糖尿病の人がいる場合は、自身も糖尿病にかかる可能性が大きくなってます。 そのため健康診断を定期的に受けるのも、大切な予防のひとつどす。 血糖値が高いと結果が出た場合は、診察を必ず受けましょう。 血糖が正常値と糖尿病との間の、境界型と診断された場合は、必ずしも糖尿病になるわけではおまへん。 食事と運動に気をつけて血糖値を正常にできれば発症を防ぐのは可能どす。 食事は腹八分を心がけ、ウォーキングなど運動を日常生活に組み込むなどの工夫で、病の進行を防ぎましょう。 規則正しい生活を心がけ、病気を未然に防ぎ、健康な生活をおくってください。 家族が糖尿病になったら 家族が糖尿病だとわかったら、糖尿病になった本人はもとより、家族もまた糖尿病に関してどう対処してええのかわからず不安に感じると思うて。 どんな食事にすればええのか、どんなことに気をつけて家族と接すればええのか迷うはずどす。 できれば、糖尿病になった本人と一緒に医師から話を聞くのがええでしょう。 複数で話を聞くことによって、病気にどう対処すればええのか理解が深まりますし、疑問に思うことも直接尋ねられます。 医師も患者本人1人に話すより、家族にも理解してもろた方が安心すると思うて。 糖尿病教室などに一緒に出席するのもええでしょう。 低血糖になった時の対処方など、本人だけでなく家族に知っておいてもろた方がええことがたくはんあるからどす。 家族の食事に関しては、糖尿病食を作ったり、食しとるのを見ると辛く感じるかもしれません。 そやけども、家族もまた食生活を見直すええ機会どす。 2型糖尿病であれば、家族もまた糖尿病になる可能性が高いのどす。 家族全員の健康を維持するうえでも、家族全体の食事を見直し、栄養バランスのとれた食事を取るよう心がけましょう。 糖尿病食を家族が理解し、作ったり、カロリーを考えたりすると、健康な食事とはどのようなものか理解が深まるでしょう。 糖尿病の家族に対しては、あまり厳しく接しても本人が辛い思いをするだけどすが、薬の飲み忘れなどせんように、心にとめて接しましょう。 ストレスもまた、糖尿病を悪化させる原因のひとつどす。 家族もまた、糖尿病にならへんために一緒に生活改善に取り組めるとええどすな。 離れて暮らす家族が糖尿病の場合は、心配が余計につのりますな。 地域の民生委員はんに事情を説明しておいたり、ヘルパー派遣、1人暮らしの人への訪問ボランティアなど、様々なサービスを利用することで、いざというときの心の拠り所を作っておきましょう。 また、離れていてもでけるだけ様子を見に行ったり、連絡を取るように心がけてください。 高齢者の糖尿病 加齢によりインスリン分泌や効き方が低下するために糖尿病にかかりやすくなるため、糖尿病になる人は年齢とともに増えます。 高齢者が糖尿病になった場合、加齢による他の病気をかかえとったり、合併症になる可能性もぎょうさんなってます。 従って、高齢者の場合は、糖尿病だけでなく数種類の病気を1人で抱えとる場合が多いのどす。 高齢者は動脈硬化も起こりやすいので、血糖をコントロールしておかないと脳梗塞など合併症を引き起こしてしまいます。 基本的には、高齢者かて糖尿病には食事療法と運動療法が必要どす。 そやけども、高齢者は身体の機能の低下を配慮して、それらを行わねばなってません。 食事に対する注意点としては、まず長年の食事の嗜好が定着して簡単に変えられへんため薄味の糖尿病食に馴染めへん、という問題があります。 男性の一人暮らしの場合など、糖尿病食を作るのがややこしいということも考えられます。 家族と一緒に暮らしておらん人、もしくは昼間は1人になってしまう人には、そばにいて配慮したり、注意したりする人がおらんのも問題のひとつどす。 さらに、食事療法で用いられる食品交換表を使いこなすのが難しく自己流の食事になってしまう可能性も高いのどす。 食事を残すのはいけへんとの思いが強く、残さず食べてしまうのも糖尿病を悪化させる元どす。 ヘルパーの派遣や訪問看護サービスなどを利用して、症状を悪化させへん工夫が必要どす。 運動療法も体力の低下や持病によって、方法によっては体調を悪化させたり、関節炎や骨折を引き起こしかねません。 運動に関しては医師と相談の上、どのような運動を行ったらええのか決めましょう。 また、無理して運動をせんと体調や天気の悪いときには休むよう、心がけてください。 子どもの糖尿病 糖尿病は、大きく分けてすい臓でインスリンが作れへん1型と、生活習慣が原因の2型があります。 日本人の糖尿病の人の1型の割合は5％、2型は95％どす。 1型の原因はウイルスとも遺伝子とも言われていますが、原因ははっきりとはわかっておらず、生活習慣とは無関係どす。 また、1型は子どもの発症者が多いので、小児糖尿病とも呼ばれています。 1型糖尿病の人は、血糖コントロールのインスリンがかかせません。 そやけども、子どもの場合は成長するためのエネルギーが必要やので、食事の制限よりも血糖値をコントロールすることが大切どす。 1型は運動や食事によって血糖値が変化しやすく、低血糖・高血糖どちらにも注意が必要どす。 そやけども、血糖をうまくコントロールをすることで、通常生活を過ごしていけるのどす。 子どもや若年層に多いのが1型どすが、近年、生活環境の変化から子どもにも2型の糖尿病が増えてきました。 2型でも、子どもの場合はやはり成長のためのエネルギーが必要やので、成長に見合った食事は必要どす。 そやけども、著しい肥満である場合や成長が止まった場合には、大人と同じように食事制限が必要になってます。 1型・2型いずれかて、子どもの糖尿病は大人の糖尿病以上に家族の支えが必要となってます。 規則正しい食事の管理と子どもの体調管理は、子どもの努力と同時に家族のサポートが不可欠どす。 医師との連携も大切どす。 正しい情報を得て、子どもの健康を維持していきましょう。 糖尿病の学びの場 糖尿病になると食事、運動など普段の生活で気をつけなければならへんことがぎょうさんなってます。 食事の栄養バランスやカロリー・コントロールなどを身につけねばならず、戸惑うことも多いどす。 ぎょうさんの情報を得るための、糖尿病をはじめ生活習慣病などについての学びの場とはどのような場所があるのでしょう。 糖尿病の人のための糖尿病教室や糖尿病料理教室を開いとる病院は多数あります。 糖尿病教室は普段の食事の取り方、食品交換表の使い方や外食の取り方、運動方法、薬について、など糖尿病についての情報を幅広く学べる場どす。 料理教室では、料理を実際に作ってみて食事をとることで、献立や栄養バランスの取り方を学ぶと同時に、同じ病気の人達との交流を持つ機会になってます。 また、病院だけでなく、糖尿病や高血圧対策の料理教室を開いとる調理学校もあります。 プロの料理人の、美味しくロー・カロリーの料理を学ぶチャンスどす。 生活習慣病について学ぶ講座を開いとるカルチャー・スクールもあります。 自治体が開く講座や勉強会だと無料、もしくは安価で参加できます。 大学の公開講座でも食に関する講演などがあります。 糖尿病の人だけでなく、家族の人、糖尿病予防を考える人も参加して、情報を共有することが大切どす。 このような学びの場は、自治体の広報、フリーペーパー、インターネットなどで知ることができます。 情報のアンテナを張って、上手に情報を集め活用していきましょう。 知ることは、自分を守ることでもあるのどす。 宅配の糖尿病食 糖尿病の血糖コントロールで大切なのは食事療法どすが、献立を考え作り続けるのはえらいだと思う人もいるでしょう。 現在、様々な業者による宅配の糖尿病食があります。 食事を作る手間がはぶけるという利点の他に、カロリー計算・栄養バランスが糖尿病患者のためにしっかり考えられとるので、その料理の種類・量・味付けなどが実際に目や舌で理解でける、という長所があります。 糖尿病の方だけでなく、家族の人も糖尿病食がどんなものかを理解する機会になってます。 糖尿病の方のための宅配業者と商品をいくつか紹介します。 ・タイヘイ株式会社 ヘルシー御膳(冷凍弁当タイプ)、ＣＣＳメニュー(食材お届けタイプ) ヘルシー御膳は電子レンジで温めるだけ、ＣＣＳメニューは下ごしらえした食材と調味料付き ・株式会社ニチレイフーズダイレクト 糖尿病食(240kcal、320kcal常温保存 レトルトタイプ)、気くばり御膳(冷凍保存) 糖尿病食(240kcal、320kcal）はレトルトタイプでお湯に入れるか、封を切って電子レンジで温めるだけ。 気くばり御膳は電子レンジで温めるだけ。 ・株式会社武蔵野フーズ ムサシノ食品健康宅配本部 健康宅配 糖尿病食 すこやか膳(冷蔵宅配ーチルド商品) 電子レンジで温めるだけ。 ・有限会社ゲルソン商会 カロリーコントロール食(冷蔵宅配ーチルド商品) 電子レンジか蒸し器で温めるだけ。 1食だけ、1日分など、多用な注文ができます。 食事で作らねばならへん、というストレスも解消されるので、選択肢の1つとして考えてみてください。 糖尿病の人の旅行 糖尿病の人かて、合併症などで安静にしておらんといけへん、という場合でなければ、もちろん旅行を楽しめます。 糖尿病の人にとっては、運動をするええ機会でもあります。 ただし、注意せへんけへんことがあります。 インスリンや薬を処方されとる人は、これらを忘れんと。 飛行機に乗る場合は、必ず携帯して手荷物として持ち込むこと。 旅行中は運動量が増えるので、低血糖になった時のためのブドウ糖も忘れんと携帯しておきましょう。 糖尿病であるという説明書を医師に依頼して作成してもらいましょう。 同行の人に、自分が糖尿病であることを伝えておくことも大切どす。 旅行中の食事は不規則になってがちやので、バランスよく必要量を食べることを普段以上に心がけてください。 特に団体旅行で同じ料理を出される場合は注意して食事を取ってください。 宿を予約する際、食事の配慮を申し出ておけば安心できますな。 今は、高齢者やアレルギー患者、生活習慣病の人に配慮した、減塩食・糖尿病食・アレルギー源を使わない料理を出す宿もぎょうさんあります。 また、糖尿病の人や糖尿病に関心のある人をを対象とした医師同行のツアーもあります。 機内食は前もって申し出ておけば、糖尿病食で対応してくれるトコもあります。 糖尿病に対応してくれる宿やサービスはたくはんありますので、普段から情報を集めておくとええどすな。 旅行では、無理をせず、余裕のあるスケジュールを組み、楽しく過ごしてください。 糖尿病の人の外食 糖尿病の人が一番気をつけなくてはならへんのは、毎日の食事どす。 自宅での食事だけでなく、仕事などで外食の機会が多い人は、外食での食事の取り方を工夫しなけばいけません。 外食のメニューはカロリーが多いので、献立や食べる量に気をつけなければカロリーの取りすぎになってしまいます。 普段から、どの献立はどのくらいのカロリーになるかを把握しておいて、多すぎるようなら、残すことも大事どす。 揚げ物なら衣や脂身を残すなど、気をつけて食事を取りましょう。 もったおらんからと言うて食べ過ぎは禁物どす。 和風のセットメニューだと、栄養バランスが取れており、カロリーも把握しやすいどす。 丼物はご飯が多いどすし、ファストフードは栄養が偏っとるうえにカロリーが高いどす。 一品物よりも定食などセットメニューを選ぶのがええでしょう。 目安量がわかりやすいものを選ぶよう心がけてください。 ポケット版のメニュー別カロリーや、食品交換表での1単位80キロカロリーはどれくらいか、などが掲載されとる本がぎょうさん販売されていますので、使いやすいものを購入して、常に携帯するとええでしょう。 最近は写真で掲載されて見やすいものがたくはん書店で手に入ります。 外食では、どうしても栄養が偏りがちになるので、そないな時は自宅での食事で調節するよう、心がけましょう。 できれば、外食をとる場合は、1日1回を限度にしてください。 糖尿病といえども、食べてはいけへんものがあるわけではなく、バランスよく、ほんで食べすぎなければええのどす。 糖尿病の人の運動療法 食事と運動、両方が糖尿病の治療の基本となっています。 運動をするための筋肉を動かすエネルギーには、ブドウ糖（血糖）が必要どす。 すなわち、運動するということは、血液中の余ったブドウ糖が、筋肉の細胞内に取り込まれること。 その結果、血糖値が下がるのどす。 こみたいに、運動はインスリンの働きが悪い糖尿病の人には大切なことなのどす。 運動療法では、脂肪の利用による体重の減少・ストレス解消・体力の増強で健康な体づくりの効果もあります。 血糖値は食事の後1時間〜1時間半でピークになるので、この時に運動を開始すると血糖を抑えられます。 運動はウォーキング、ジョギング、水泳など有酸素運動が適しています。 運動療法による、糖に対する効果は約48時間と言われています。 運動量の目安は1日150キロカロリー。 ウォーキングなら30〜40分。 軽いジョギングだと20分くらいが目安どす。 毎日できなくても、週3回、1日おきと、でける範囲から始めましょう。 また、通勤や買い物などの途中で、歩く時間を作るなど生活リズムの運動を組み込むのもええでしょう。 掃除や階段を歩くなど、日常の動きも運動につながります。 ただし、血糖値が極端に悪い時や、高血圧などの場合には、運動によって合併症を起こす場合もあります。 運動療法は、医師と相談の上、適切に行ってください。 ただし、運動だけでは血糖のコントロールはできません。 規則正しい食事を取ったうえで、運動を続けることにより上手に血糖値をコントロールがでけるのどす。 糖尿病で気をつける低血糖 糖尿病で医師から薬やインスリンを処方されとる場合は、薬やインスリンに血糖値を調整する作用があるため、低血糖になる場合があります。 人間の体の必要としとるインスリンの量は常に一定してはおらず、その時の体の状態に応じて変わります。 そのため、薬やインスリンが効きすぎて、低血糖になることがあるのどす。 低血糖はインスリン注射をしとる人は特に注意してください。 低血糖になると、冷や汗、体のふるえ、吐き気などが起こります。 さらに血糖値が下がると、めまいや疲労感、取り乱すなどの症状が起こり、最後には意識障害を起こして昏睡してしまう場合があります。 低血糖の症状が起こったら、ブドウ糖や糖分の入ったジュースを飲んでください。 いつ低血糖が起こるかわかれへんので、ブドウ糖などは常に携帯しておく必要があります。 ブドウ糖などが手元になければ氷砂糖や飴さんなどで代用はできますが、効果はブドウ糖やジュースの方が吸収が早いどす。 ブトウ糖は病院でも、市販でも入手できます。 もし、症状がよくならなければ、すぐに救急車を呼ぶなどして、病院に行って下さい。 また、家族だけでなく、友人や職場の人に自分が糖尿病であることを知っておいてもらい、このような状態になった場合にすぐに処置がでける環境にしておくことも大事どす。 低血糖を防ぐには、規則正しい食事をを心がけ、インスリンのバランスを崩さないことどす。 低血糖を恐れるあまり、食事を取りすぎると糖尿病を悪化させてしまいます。 糖尿病と低血糖どちらも、毎日の食生活を大切にすることで防げるのどす。 糖尿病の人は健康食品に気をつけて 健康食品の中には血糖値を下げる、とうたっとる商品があります。 糖尿病の方は、そういった商品に関心があると思うて。 そやけども、すでに医師の診察を受け、薬を処方してもらっとる場合、血糖値を下げる薬も飲んでいるのどすから、こういった健康食品を利用すると低血糖になる恐れがあります。 安易に宣伝に乗らず、健康食品を利用したいときは必ず医師と相談のうえ、利用してください。 また、薬を処方されておらん場合でも、血糖値を下げる効能のある食品を大量に飲食してはいけませんし、複数の健康食品を利用しとると思わぬ健康被害にあう危険性があります。 血糖が正常値の人が血糖値を下げる商品を利用するのも危険どす。 厚生労働省が許可した特定の保健の目的が期待でける特定健康用食品で、食後の血糖の上昇を穏やかにする表示のある商品かて、糖尿病の人は事前に医師と相談してくださいと注意書きがあるのどす。 健康食品は医薬品ではおまへんので、病気を治すものではおまへん。 何よりも、その健康食品は安全どすか？ 個人輸入やインターネットで違法な成分が含まれとる商品を購入して健康被害にあった例も報告されています。 低血糖になると、生あくびが出たり、冷や汗、脱力感などの症状が出ます。 重い症状になると、昏睡状態に陥ることもあります。 この症状は薬やインスリンを利用しとる場合にも起こりうるのどす。 健康食品に頼る食事ではなく、3食規則正しく栄養バランスに気をつけた食事と適度な運動が糖尿病の方には一番大切どす。 糖尿病の食事療法で用いられる食品交換表 その2 糖尿病の食事療法で用いられる食品交換表では、各表の中で食品を交換できます。 表1 主食の仲間 では、食パン30グラムとご飯50グラムを交換することがでける、という具合どす。 ただし、交換は同じ表の仲間の中だけででけるので、表1と表2の食品の交換はでけへん、ということになってます。 毎日の食事は、単位配分の指示をもとに考えます。 1例としては 主食は、表1のご飯、パン類、麺類から。 主菜は、表3の魚・肉・大豆・卵・チーズから。 調理方法も煮る、焼くなどカロリーが高くなってすぎないよう、よく考えましょう。 副菜は、表6の野菜の仲間海草、きのこ、こんにゃくを含む）や表3の魚・肉・大豆・卵・チーズを組み合わせて。 牛乳や果物は献立に応じて3食の中や間食で。 塩分量を守るため、味付けは薄味に。 単位数を守るためには、1単位はどのくらいの量になるかを実際に測って、調理し、食べてみて、自分の目やお腹で覚えるとええでしょう。 覚えておくと外食でも、どのくらい食べればええのかがつかめます。 食事療法の基本は 1.腹八分目にして 2.食品の種類はでけるだけぎょうさん取る 3.脂肪は控えめで 4.食物繊維をぎょうさん含む食品(野菜、海藻、きのこなど)を食べる 5.3食を規則正しく、ゆっくり、よく噛んで食べる 最初から完璧に指示通りに食事をとるのはややこしいと思うて。 ちびっとずつ、指示された単位に近づけるように心がけるとええと思うて。 規則正しく栄養バランスのとれた食事で、糖尿病の進行を防ぎましょう。 糖尿病の食事療法で用いられる食品交換表 その1 糖尿病の食事療法で用いられる食品交換表では、約500種類の食品を主に含まれる栄養素によって以下の6つの表に分けています。 表1 主食の仲間 表2 くだものの仲間 表3 魚・肉・大豆・チーズ・卵 表4 乳製品の仲間(チーズは除く) 表5 油の仲間 表6 野菜の仲間（海草、きのこ、こんにゃくを含む） 日常食べる食品がどのグループに入っとるのかを知っておくと、栄養バランスの取れた食事を取ることができます。 食品交換表の中では、80キロカロリー＝1単位として計算します。 この6表と調味料・塩分の値も加わります。 医師より1日の身長、体重、年齢、性別や仕事内容などを考慮してエネルギー摂取量を指示されますので、各表の中で配分して献立を決めて食事を取りましょう。 例えば、ご飯50グラムが1単位となってます。 1日の指示単位(指示エネルギー)の配分例 1600キロカロリーの場合は 表1 11 単位 (朝3 昼4 夕4) 表2 1 表3 4 (朝1 昼1 夕2) 表4 1.5 表5 1 表6 1 (朝0.3 昼0.3 夕0.4) 調味料0.5 塩分 7g以下 以上 合計合計20単位となってます。 エネルギー摂取量の目安は、標準体重×身体活動量 ・標準体重(kg)＝身長(ｍ)×身長(ｍ)×22 ・標準体重1kgあたりの身体身体活動量の目安は 軽労作(デスクワークの人や主婦) 25〜30キロカロリー 立ち仕事の多い職業の人 30〜35キロカロリー 力仕事の多い職業の人 35キロカロリー〜 あくまで目安どすので、医師の指示に従ってください。 栄養バランスが取れた食事を取ることは、糖尿病の進行を防ぐ大切なことなのどす。
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