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花粉症対策〜KENNKOU〜きれいなお姉さん |
最近では毎年花粉の季節が近づくと、デパートや薬局には花粉症対策グッズが目白押しの状態どす。 洗眼、点眼薬から掃除、洗濯用品、めがね、マスク、健康食品に至るまであらゆるものが開発され、種類も多様化しています。 現代花粉症はぎょうさんの人が患う国民病であり、花粉症で苦しむ人にとって対策は重要どす。 対策グッズがぎょうさん出とるということ事態は喜ばしいことなのどすが、用心するべきこともぎょうさんあります。 そら国民病とまでいわれる｢花粉症｣を利用し、効果の疑わしい対策グッズが出回っとるということどす。 商品の話題性だけで科学的根拠の無いものもぎょうさんあります。 また、ある時期はええとされとったものでも、数年でその評価が下がるということもよくあります。 花粉症対策グッズを購入する時にはぎょうさんの情報で頭でっかちになるあまり、足元がみえなくなってしまうことがないように注意したいものどす。 特に日本人は一つのものが注目されると、みんながそれを求めて突っ走る傾向があります。 薬局などで試すことがでけるものは試し、自分の身体に合うものを選ぶことが一番ええ方法どす。 花粉症対策グッズの売れ筋商品に服用タイプのものがいくつかありますが、服用タイプのものは個人個人の遺伝子パターンや花粉症の型で効き方が違ってくるものであり、効く人効かない人がいるため注意が必要どす。 花粉症対策グッズはあくまでも補助的なものと考え、取扱説明書をよく読んで使用することが大切どす。 ほんで情報に惑わされず、自分に合ったものを自分なってに考えて購入するということを心がけたいものどす。 花粉症対策とヨガ 花粉症対策として注目を集めとるものの一つにヨガがあります。 ヨガは近年健康やダイエットを目的として女性を中心にブームを巻き起こしました。 ヨガは体のゆがみを正し、肩こりや疲労をとるとともに、精神的にリラックスする効果があります。 心に安らぎを与えることにより免疫バランスを整えます。 免疫バランスは花粉症の症状と密接に関わっており、実際にヨガを始めたことで花粉症の症状が大きく改善されたという人が少なくおまへん。 ヨガにはさまざまなポーズがあり、ホットヨガやパワーヨガなど種類もいくつかあります。 ヨガで重要となるのが｢呼吸｣で、ヨガのポーズをする時の基本となる呼吸は、鼻から吸って口から吐き出す｢腹式呼吸｣どす。 体の中にたまっとる悪いものを吐き出し、きれいな空気を吸い込むという考え方は、さまざまな病気に有効な呼吸法｢鼻呼吸｣に通じるものがあります。 運動不足解消にもなって、自宅やスタジオなど花粉が飛んでおらん場所ででけるメリットもあります。 ヨガには｢ジャラ・ネーティ｣という鼻の浄化方法があります。 こら日本の｢鼻うがい｣と似とるもので、食塩水によって鼻の中を洗浄する方法どす。 日本で｢鼻うがい｣は鼻の粘膜保護の面から賛否が分かれていますが、ヨガで行われる｢ジャラ・ネーティ｣は歴史も長く、継続的に行うことで鼻の粘膜を丈夫にし、花粉やホコリなどのアレルギー物質へ反応を抑えると言われます。 最初は苦しく感じられる方法を、日頃から練習することで免疫力そのものを高めていくことが大事だと考えられています。 この｢ジャラ・ネーティ｣を花粉症対策として取り入れる時にはヨガの指導者、耳鼻科医師などの指導を受けてから行うことが望まれます。 花粉症対策とストレス 花粉症の症状を悪化させる原因の一つにストレスがあります。 ストレスによる病気は数ぎょうさんあり身体に悪いということは周知の通りどすが、花粉症も例外ではおまへん。 花粉症は花粉という抗原に対して免疫力が過剰に働くことで起こるものどす。 ストレスは抗原と似た働きをするため、ストレスを感じると免疫力が過剰に働きます。 免疫力が過剰に働くことで、ヒスタミンなどのアレルギー症状を引き起こす化学伝達物質を出しやすくしてしまうのどす。 花粉症は今では幅広い世代に広がっていますが、中でも働き盛りの３０代から５０代に集中しています。 ３０代から５０代は仕事などで最もストレスがかかりやすい世代どす。 花粉症は免疫力も体力のある働き盛りの世代にぎょうさん、さかしまに免疫力も体力も低い高齢者にはぎょうさんないということどす。 ストレスを解消する方法は人それぞれどすが、自分の好きなことを思い切りする時間を持ったり、スポーツをしたりするのも有効な方法どす。 また｢ユーモア療法｣という笑うことでストレスを解消する療法もあり、こらがん治療にも効果を発揮しています。 アロマテラピーで芳香浴やハーブティーを楽しむこともリラックスでき効果的どす。 また十分な睡眠をとることはストレスをためへんためには重要なことどす。 自律神経のバランスを保つために遅くても夜１２時前には寝るようにしたいものどす。 花粉症の季節は症状がつらく、暗い気持ちになってがちどすが、自分なってのストレス解消法をみつけてストレスを貯めこまないことが一つの対策といえます。 花粉症対策とスキンケア 花粉症が原因で起こる肌あれやかゆみ、炎症などの症状には、正しいスキンケアを行うことが重要な対策どす。 まず、低刺激の化粧水でしっかりと保湿をし、化粧をする場合は下地をしっかりと、ファンデーションは薄めに押さえるようにのせます。 花粉のつきやすい油性のものは避けます。 花粉症の人はシンプルな化粧を心がけ、アイメークはアイライン、マスカラ程度にして、色物は避けます。 ノーメイクでは花粉が直接肌に触れ、かえって刺激を受けてしまいます。 ただし皮膚剥けがひどい場合はでけるだけノーメイクにし、保湿ケアをしっかりと行います。 帰宅後はすぐにクレンジングと洗顔で付着した花粉を洗い流します。 長い時間顔に花粉がついた状態は肌のかゆみの原因になるためどす。 その後、化粧水で水分を補います。 肌にかゆみや炎症を起こしとる場合は消炎効果のある化粧水が効果的どす。 乳液や美容液などの保湿剤も、皮膚の再生を促進する成分を含んでいるものが効果的どす。 肌の再生を早め、バリア機能を高めてくれます。 化粧水や乳液を肌に載せるときには、軽くたたくように行うことが基本どす。 肌を横滑りしたり、すり込みすることは摩擦によって肌を痛めることになってます。 またスクラブ入りやピーリング系の洗顔料は刺激が強いため、花粉症の季節には使用を止めたほうが無難どす。 クレンジングはオイル系よりクリームタイプか水性ジェルタイプのものの方が肌に負担をかけません。 花粉症の季節は空気が乾燥し、紫外線も強くなってつつあります。 また目をこすったり、鼻をかみすぎたりして肌はデリケートな状態になっています。 花粉症の季節は毎日のスキンケアを正しく、より丁寧に行うことが大切どす。 花粉症対策と肌 花粉症の季節には目、鼻だけではなく肌もまたぎょうさんのトラブルを起こします。 花粉症の時期は空気が乾燥し、紫外線も強くなってきています。 そこへ花粉の刺激が加わることで顔がかゆくなったり、部分的に肌荒れを起こしたりするのどす。 花粉症の薬には皮脂量を増やす作用があるため、ニキビが悪化することもあります。 皮膚はもともとバリア機能を備え持ち、外からの刺激をまともに受けへんようになっています。 バリア機能が高い健康な肌には花粉の異種タンパクは侵入することはできません。 そやけどもバリア機能の低下しとる肌は、乾燥が進み、肌表面の角質がどんどんめくれあがってきます。 その部分から異種タンパクが侵入し炎症を起こすのどす。 バリア機能が低下しとる肌は刺激に弱い肌になるということどす。 肌のバリア機能は目をこすったり鼻を繰り返しかんだりすることによる摩擦刺激や、その他日常の間違った手入れの方法など、さまざまな原因によって起こります。 手やティッシュの摩擦刺激に十分注意し、毎日正しいスキンケアを行うことで花粉症による肌トラブルは抑えることができます。 花粉症による肌のトラブルはほとんどが顔と首に集中して起こります。 そら顔や首が衣類に覆われんと露出しとるため、花粉が直接付着してしまうからどす。 外出時にはでけるだけ肌を覆うように心がけることも必要どす。 花粉症の薬によるニキビの悪化が気になる場合には薬剤師などに相談することどす。 ほんで十分な睡眠とバランスのええ食事をとり、ストレスを貯めへん生活を送ることが粉症の季節には特に大切どす。 花粉症対策と鼻 花粉症はアレルギー性鼻炎のひとつで、主な症状にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ（アレルギー性結膜炎）があります。 この症状は、くしゃみで鼻に入ってきた花粉を外に追い出し、鼻水で花粉を鼻の外へ流し、鼻がつまることでこれ以上の花粉が入れへんよう防御するという人体に備わった防御反応どす。 この防御反応には個人差があり、反応がまるっきし出ない人もいれば、過敏に反応が出るという人もいます。 くしゃみ、鼻水、鼻づまりという症状があっても、実は花粉症ではおまへんということもあります。 鼻炎や副鼻腔炎、風邪などは症状が似ていて紛らわしく自分では判断が困難どす。 こういった症状が出たときには、医師の診断を受けて適切な処置を受けることが大切どす。 特に鼻づまりは対策をとらいでいると、集中力が低下する｢鼻性注意不能症｣になることがあるので注意が必要どす。 花粉症による鼻の不快な症状は、抗原となる花粉を吸い込まないことが重要な対策どす。 テレビやインターネットの花粉情報を活用し、生活の中でいろいろな工夫をすることで症状を緩和することができます。 鼻うがいも花粉症対策で用いられる手段の一つどす。 鼻うがいは鼻をかむだけでは出てこない鼻汁を洗い流すことができ、花粉症や慢性鼻炎、風邪などの対策として効果があると言われ、以前は耳鼻科で頻繁に行われていました。 最近では安易に行うと鼻の粘膜の剥離や損傷を招く恐れがあるということで鼻うがいを推奨せん医師も増えています。 花粉症対策と目 花粉症の目の不快な症状は季節性のアレルギー性結膜炎ともいわれ、スギやヒノキなど季節限定のものが抗原となっておこるアレルギー症状どす。 花粉症の目の症状はかゆみとともに目やにや涙が出て、むちゃなると痛みをともなうこともあります。 目の花粉症を防ぐ対策は花粉が目に入れへんよう、また入っても貯蓄せんように気をつけることが重要どす。 そのためには外出時にサングラスや花粉対策眼鏡などを着用することが効果的どす。 人工涙液を点眼し、目に入り込んだ花粉を洗い流すことも一つの方法どす。 ほんで花粉がぎょうさん飛ぶ日には窓を閉め、外出は控えるようにします。 室内に入ってしもた花粉はこまめに掃除をすることで貯めへんようにします。 また花粉の飛散時期の前から予防的に抗アレルギー剤を点眼する予防点眼も症状を軽減する効果があります。 コンタクトレンズ使用者やドライアイ、アトピー性皮膚炎を持つ人は、特に症状が重くなる可能性が高いので十分な注意が必要どす。 花粉症を根本的に治すには、今のトコ原因物質をなくすか、本人の体質を変えるしかおまへん。 そやけども原因物質である花粉を発生する木をすべて伐採することも、急激に体質を変えることも現実には不可能どす。 したがって、花粉症と上手くつきあっていくこと得策といえます。 目の花粉症は失明に至るような重大な疾患ではおまへんが、その症状は日常生活に支障をきたすほど不快になることもあります。 症状についてよく理解し、日常注意することを守りもって上手く付き合っていきたいものどす。 花粉症対策とプロポリス プロポリスとはミツバチが樹木から集めた葉や花粉を唾液とともに噛み続けてワックス状にした天然の物質どす。 プロポリスにはフラボノイド、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛、アミノ酸、ビタミンＡ、Ｂ群、Ｃ、Ｅなどぎょうさんの栄養成分が含まれています。 その中でもフラボノイドは２０種類以上含まれており、抗ストレス作用、殺菌作用などぎょうさんの働きがあります。 その働きによって体内に侵入してきたウィルスや細菌を撃退し、風邪を含む様々な感染症からあたしたちを守ってくれます。 ほんで花粉症の人が注目したい働きは抗アレルギー作用どす。 花粉症は血液の中の免疫細胞が花粉などの異物に反応して、ヒスタミンという炎症物質を過剰に放出することで引き起こされます。 プロポリスにはこのヒスタミンを抑える働きがあるのどす。 スギ花粉症への効果も臨床実験で実証され、花粉症対策のサプリメントとして注目を集めています。 プロポリスの効果を得るには少量を毎日続けて飲むことが大切どす。 またビタミンCと併用することでウィルス感染やリウマチ、血管を丈夫にするなどぎょうさんの病気に効果があることが明らかになっています。 ハチミツやレモンなどと一緒にとるとええでしょう。 花粉症の対策として漢方薬やハーブによる療法が見直されています。 病院で処方される医薬品は高い効果をあげますが、反面、副作用が強く様々な弊害が起こり得ます。 生薬には副作用があまりみられへんというメリットがあり、プロポリスもその一つどす。 こういった民間療法は近年特に注目を集めています。 花粉症対策とサプリメント 花粉症の症状を抑えるには医師が処方する医薬品が効果的どすが、医薬品の副作用や病院に行く手間を考えて医薬品以外の対策を考える人がぎょうさんいます。 食生活に気をつけることも大切なことどすが、日常の食事だけでは必要な栄養素が不足してしまう場合があります。 現代では野菜などの食品に含まれる栄養素が低くなっとるのも実情どす。 昔と同じ栄養を今とろうとすると昔の何倍も量を食べなければならへんのどす。 ほんで足りまへん栄養素を手軽に補うものがサプリメントどす。 日常の食事にサプリメントをプラスすることで健康維持に効果をあげますが、サプリメントだけで食事を済ますのはかえって健康によくおまへん。 サプリメントを選ぶときには信頼でける販売会社の商品を選ぶことが望まれます。 サプリメントの中には販売元が表示されておらんものや、表示成分が正しくないものがぎょうさんあるためどす。 サプリメントの初心者は、社会的に信頼のある大手会社のサプリメントから試すのが安全でええでしょう。 花粉症に効果があるサプリメントにはシソ、甜茶などがあります。 プロポリスも最近では注目を集めています。 サプリメントに依存しすぎることが有害な場合もあります。 最近では実際に若い女性を中心に｢サプリメントをとれへんと不安になる｣という｢サプリメント依存症｣と呼ばれる症状が増えとるといわれます。 花粉症対策の基本はバランスのとれた食生活であり、サプリメントに依存しすぎない心がけが大切どす。 また効果を十分発揮するためにも規定の量を守ることが需要どす。 花粉症対策と家電製品 近年、花粉症対策のさまざまな家電製品が発売されています。 年々性能も向上し、新しい機能がつきますます便利になっています。 空気清浄機もその一つで、こら室内の花粉などを空気から除去するもので、窓を開けられへん花粉飛散時期でも室内の空気を清潔に保つことができます。 最近では加湿機能や花粉専用のフィルターがつくなど高性能なものや、デザイン性にも優れたものが増えています。 空気の乾燥は花粉症の症状を悪化させるため、湿度をコントロールでける加湿器はむちゃ便利どす。 潤った室内では花粉が舞い上がりにくくなって掃除もしやすくなってます。 掃除機もまた花粉症対策には欠かせへんものどす。 布団やカーペット、カーテンなどについた花粉は掃除機で取り除きます。 掃除機は吸い込んだ花粉やホコリを排気とともに室内へ放出するという難点がありましたが、近年開発された掃除機の中には排気が出ないタイプや空気を浄化する機能がついたものまであります。 また普通の掃除機に取り付けられる花粉専用のアタッチメントや、排気を室内で放出せんために掃除機本体をベランダにおいて利用することがでける延長ホースもあります。 洗濯物や布団が外に干せへん花粉飛散時期には、乾燥機付き洗濯機は便利どす。 布団には布団乾燥機があると活躍します。 ダニ退治効果や少量の洗濯物なら乾かせるBOXがついとるものもあります。 他にも便利な花粉症対策の家電はぎょうさんあり、今もなお各メーカーが競って開発しています。 便利な家電を上手に利用して花粉症の季節を快適に過ごしたいものどす。 花粉症対策と空気清浄機 花粉症の季節にはどんなに部屋を閉め切っても、人の出入りなどで花粉が侵入してしまいます。 部屋の中に入ってしもた花粉を取り除くためには空気清浄機を利用するのもええ方法どす。 空気清浄機とは空気中の目に見えへん粒子や臭いを除去するための空調家電製品どす。 かつてはタバコの臭いやペットの臭いを取り除くためのものどしたが、最近では花粉症やアレルギーの増加によって一般家庭での利用が拡がってきました。 花粉症対策として空気清浄機を選ぶときにはフィルターつきであることが重要どす。 花粉の大きさより細かい目のフィルターである必要があります。 ほんで適応面積が広いものほど部屋の空気を循環させてぎょうさんの花粉を吸収します。 自分の部屋の2倍から３倍のものを選ぶとより効果的どす。 また空気清浄機を最大限に生かすためには設置する場所も重要どす。 置き場所によってはその効果が発揮されへんことがよくあります。 ほんで特に注意したいのは｢高さ｣どす。 主に花粉を吸収させたい場合には床に近いトコに置きます。 花粉は空中で舞い上がった後、床に落ちていくためどす。 反対にタバコの煙や臭いを吸収させたいときにはちびっと高い位置に置きます。 こらタバコの煙や臭いが上へ行く特性があるためどす。 ほんで吸い込み口と噴出口にはモノを置かないことが基本どす。 人に気流が直接当たらず、運転音が気にならへん位置、またエアコンの気流が直接当たれへん位置であることも大切どす。 空気清浄機は窓を開けられへん花粉症の季節にはむちゃ便利なものどす。 上手に活用して十分な効果をあげたいものどす。 花粉症対策と鼻呼吸 花粉症対策の一つとして｢鼻呼吸｣が注目を集めています。 以前から鼻呼吸を提唱しとる西原克成医学博士は、口呼吸がさまざまな病気の原因であるとの考えから、花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息などさまざまな病気に対して鼻呼吸を行う治療をし、実際に効果を上げとるということどす。 鼻から空気を吸う｢鼻呼吸｣では、鼻腔を通る間に埃や細菌などの異物が除去され、同時に加湿されます。 その空気は肺で酸素を吸入しやすい状態になってます。 つまり、鼻は優秀な加湿器と空気清浄機の役割を果たしとるということどす。 人間は今では鼻と口のどちらでも呼吸をすることができますが、もともと人間を始めとする哺乳類は鼻だけで呼吸をしていました。 口呼吸では空気と一緒に吸い込んだ埃や細菌によって扁桃腺組織を痛め、その機能を低下させてしまいます。 その結果免疫力が低下して花粉症など様々な病気を引き起こすというわけどす。 ようするに、人間の身体は口から吸った空気をきれいにするしくみになっておらんのどす。 いっぺん口呼吸が身についてしまうと、なかなか鼻呼吸には戻せへんものどす。 花粉の飛んでおらんシーズンオフからちびっとずつ鼻呼吸に取り組む対策が必要どす。 その方法として睡眠中に濡れマスクを利用するのも効果的どす。 睡眠中は無意識に口呼吸をしとることが多いものどすが、濡れマスクをすれば口で呼吸をしにくくなってます。 さらにマスクの水蒸気を吸い込み鼻の通りがよくなることで自然と鼻呼吸が身につきます。 昼間は意識的に口を閉じて鼻呼吸をする心がけが大切どす。 市販の鼻呼吸グッズもぎょうさんでとるので試してみるのもええ方法どす。 花粉症対策と漢方薬 花粉症の有効な対策の一つに体質を改善する方法がありますが、その手段として漢方薬があります。 漢方医学的にみると花粉症は体から鼻水、涙などの｢水｣が噴出しとる状態であり、つまり｢水毒｣であると考えられています。 花粉症の治療や体質改善を目的として処方される漢方薬には次のようなものがあります。 まず、小青竜湯（しょうせいりゅうとう）。 花粉症に｢冷え｣は大敵どすが、こら身体を温めて寒気を取り除き風邪を発散する作用があり、冬の間の冷えが残っとる花粉症患者の身体をこの小青竜湯で温めることによって症状を緩和させることができます。 また水様性の鼻水や涙目、咳にも効果があります。 花粉症では最初に処方されることの多い薬どすが、風邪や気管支炎、喘息など幅広く応用されています。 麻黄附子細辛湯（まおうぶしさいしんとう）は小青竜湯で体が十分温まれへん時に、小青竜湯と合わせて用いられます。 体力の無い人や中高年にもぎょうさん用いられています。 衛益顆粒（えいえきかりゅう）は胃腸の働きを高めて、免疫機能を整える作用があります。 風邪の予防、治療にぎょうさん使われています。 八仙丸（はっせんがん）は口やのどの渇きを抑え、肌の乾燥やかゆみを軽減する作用があります。 他にも数ぎょうさんありますが、服用の際には専門家の処方やアドバイスを守ることが大切どす。 漢方薬は副作用がないと思われがちどすが、｢薬｣である以上副作用はあります。 ただし自然の成分から作られとるので、化学薬品と比べて非常に少ないということがメリットどす。 花粉症対策と体質改善 同じように花粉を吸っていても花粉症になる人もいれば、ならへん人もいます。 こら体質の違いによるもので、体質を改善することは重要な花粉症対策の一つどす。 体質改善には日常の生活習慣を見直す必要があります。 食生活では肉類や乳製品を控え、魚や野菜、穀類をぎょうさんとるように心掛けます。 高たんぱく高カロリーの欧米型の食事ではなく、昔もっての和食は体質改善に最適どす。 ほんで十分な睡眠をとり規則正しい生活をすることも大切なことどす。 不規則な生活や睡眠不足は自律神経の失調をおこし体力も低下します。 体力の低下は花粉症の症状を悪化させてしまいます。 また喫煙は花粉症の大敵であるため辞めたいものどす。 タバコを吸う事は大気汚染の中に身をおいとるようなもので花粉症の症状を悪化させてしまいます。 飲酒は一般的にはアレルギーを悪化させるものどすが、赤ワインや日本酒を適当量飲むことは身体をあたためる効果があり、花粉症の症状緩和に効果的どす。 ただしビールは身体を冷やし症状を悪化させる可能性があります。 また適度に運動することも大切どす。 水泳、乾布摩擦、日光浴など適度な運動を継続的に行うことで体力もつき、ストレス解消にもなってます。 体質の改善には漢方薬を利用する方法もあります。 様々な種類があるため、自分の症状や体質を専門医と相談の上薬の種類を決めます。 花粉症と生活習慣は密接に関わっています。 常日頃からええ生活習慣を心掛けて過ごすことが花粉症に負けへん体質をつくるのどす。 花粉症対策と東京都 １９６３年に日本で初めてスギ花粉症の患者が報告されて依頼、スギ花粉症の患者数は年々増え続けています。 ほんで現在スギ花粉や他の花粉症の患者を合わせると数千人の数にのぼると言われています。 花粉症には様々な原因が考えられていますが、国や自治体レベルで取り組まなければいけへん対策がぎょうさんあります。 東京都では総合的な花粉症対策を推進するために２００５年に花粉症対策本部を設置しました。 花粉症対策本部では｢花粉の少ない森づくり｣を目指して様々な取り組みを行っています。 その一つに花粉の発生源対策があります。 都内の森林地域では花粉をぎょうさん発生するスギ林が増加しています。 花粉症の原因となるスギ花粉を減らすためにはスギの本数を減らす必要があります。 発生源対策は都内の森林地域のスギ等を伐採し、花粉の少ないスギや広葉樹を植樹していく取り組みどす。 ほんで１０年後にはこの森林から発生するスギ花粉の量を２割削減することを目標としています。 また東京都と近隣の自治体では近年、ディーゼル車の運行規制を強化しています。 ディーゼル排気物質をはじめとする大気汚染物質は、花粉と一緒に鼻粘膜に付着することでアレルギー反応がおきやすくなると言われています。 また妊婦がディーゼル排気ガスを吸い込むと、そのこどもがスギ花粉症になる可能性が高いとの調査結果もあります。 ディーゼル車運行規制は大気汚染問題には重要な対策なのどす。 今や国民病とも言われる花粉症どすが、国や自治体で行われるさまざまな対策によって今後どの程度の効果が得られるかが注目されています。 花粉症の予防対策 花粉症は通年性の病気どすが、スギを原因とした花粉症は春がもっとも症状の出やすい季節どす。 体調管理や体質改善などでシーズンオフから予防対策することで、翌年の花粉症の症状を軽減し楽に過ごせるようになってます。 毎年秋になると翌年の花粉飛散予測が発表されます。 基本的に猛暑であればあるほど翌年の総飛散量はぎょうさんなって、暖冬だと飛散時期が早まります。 花粉症治療をする場合は症状が出てからでは手遅れで、少なくとも花粉の飛散する２週間前から行うことが望まれます。 また花粉飛散時期に入る前には、家の中を大掃除したり、カーペットを取り除いてフローリングにしたり、空気清浄機など対策グッズをそろえたり、準備するべきことがぎょうさんあります。 あらかじめ花粉飛散時期や量の予測情報を知っておくことも大切どす。 また、｢冷えは万病のもと｣と言われるように、花粉症にとっても身体の冷えは大敵どす。 夏の間の冷房のかけ過ぎ、冷たいものの食べ過ぎは翌年の花粉症の症状の悪化につながります。 冷房だけでなく、食事の面でも身体を温める温性食品をぎょうさんとり、冷たい飲み物を避けることが予防になってます。 スギ花粉症の季節である春は、あたしたちの体力が低下しとる時期でもあります。 そら年末の忘年会にはじまり、正月、新年会、バレンタインデー、歓送迎会などアルコールや身体に良くないものを食べる機会が続き、春はそれが一段落した季節そやしどす。 体力、免疫力のバランスが崩れとるトコに花粉が作用するのどすから、症状は悪化して当たり前なのどす。 でけるだけ規則正しい食生活を守り万全の体調で花粉症の季節を迎えたいものどす 花粉症対策と花粉症緩和米 現在、日本で１７００万人以上が苦しみ、もはや国民病ともいえる花粉症対策は国や自治体レベルで取り組む問題となってきています。 農林水産省では所轄の研究所で｢スギ花粉症緩和米｣の開発にむけて研究を行っています。 この｢スギ花粉症緩和米｣とは食べるだけで花粉症の症状がよくなるという便利で画期的な米どす。 そのしくみは米の遺伝子を組み替え、中にスギ花粉の抗体を入れ込んだ米をつくるというものどす。 ほんでその米を毎日食べ続けると、免疫作用により徐々に体がスギ花粉に慣れて症状が軽減するという効果があり、｢経口減感作治療法｣のひとつどす。 一日に一合ほど食べ続けると数ヵ月後には症状が改善されるというもので、既に動物実験では効果が確認されています。 ご飯として食べることは、注射やのみ薬に比べて簡単で、また病院に通う必要も無く、花粉症の人にとって負担の少ない治療法だと考えられます。 一方で遺伝子組み替え作物の普及に反対する声や、新しいアレルギーを心配する声もあり、実用化されるまでには様々な課題があります。 当初食品として開発されとったこの｢スギ花粉症緩和米｣は、厚生労働省により｢医薬品として取り扱うべき｣という判断を受け、医薬品としての開発に方針を変更しました。 このことで実用化は当初の予定より遅れています。 この｢スギ花粉症緩和米｣は今も尚、安全面での研究が進められており、すべての面で安全面が確認されたとき、花粉症で苦しむ人たちの有効な対策になると期待されています。 花粉症対策と子供 花粉症が日本で発見されて４０年余りが経ちましたが、今では｢国民病｣といわれるまで患者数が増えました。 花粉症が注目を集めた頃は｢小児に花粉症はみられへん｣という見解が一般的どしたが、現在では子どもの花粉症はまるっきし珍しくおまへん。 子どもの患者は学童期以降になると増える傾向にあります。 ３歳の花粉症患者も当たり前で、１、２歳の幼児でも目をかゆがったり、鼻水が出て鼻をかゆがる症状がみられます。 花粉症は低年齢化に拍車がかかっとるといえます。 乳児でも少数どすが花粉症はあり、症状を訴えることがでけへんため見過ごすことも多いようどす。 出生後の早い時期にぎょうさんの花粉を浴びると花粉症になってやすいといわれています。 花粉症の有無にかかわらず、花粉がぎょうさん飛んでいる季節にはでけるだけ外出を避けたほうが無難といえます。 花粉症を発症する子どものぎょうさんは、それ以前にダニによるアレルギー性鼻炎を発症しています。 そのため花粉症対策を考える時にはダニ対策も必要どす。 また気管支喘息やアトピー性皮膚炎など他のアレルギー疾患とも深く関わっています。 花粉症が原因でアトピー性皮膚炎が悪化したり、喘息症状を引き起こすことも少なくおまへん。 子どもの花粉症の症状緩和のためには花粉を避けることが重要な対策どす。 窓を閉め切ったり、こまめに掃除をすることで花粉を室内から排除することどす。 花粉は室内では落下して床にたまっとるため床の拭き掃除が効果的といわれています。 こどものアレルギー疾患には部屋の空気を清潔に保つことが最も大切といえます。 花粉症対策と妊婦 妊娠中はホルモンバランスの変化によって、それまで花粉症でなかった人が突然発症したり、症状がむちゃなったり、反対に花粉症が治ったりすることがあります。 妊娠するまでは薬を飲む、注射を打つなどして対処してきた人も、妊娠中は胎児への影響を考えると安易に薬に頼ることはできません。 実際に花粉症の薬の中に妊婦が飲んではいけへん成分が含まれとることもあります。 そやけども妊娠中という心身ともにデリケートな時期に、花粉症のつらい症状を薬も飲まんと我慢することは、かえってストレスにもなって胎児にもよくおまへん。 妊娠中は自分の判断で薬を飲むことはせず、かかりつけの産科と耳鼻科の両医師と相談の上で、種類や飲む量をきめることが大切どす。 妊娠中の花粉症対策は睡眠時間を十分とり、規則正しい生活と栄養のバランスのとれた食生活をすること、ほんで外出後は手洗い、鼻洗い、うがいを忘れへんことなどが重要どす。 ヨーグルトや甜茶などの花粉症に効果的な食品をぎょうさんとることも一つの方法どす。 また外出は花粉がぎょうさん飛んでいる時間帯や、気温の高い日、風が強い日はさけ、でけるだけおしめりの日や朝、夕方に済ませたいものどす。 昼間や晴れた日の外出にはマスクや眼鏡、帽子などで花粉が肌に付着せんように十分注意が必要どす。 ほんで安定期には運動をかねて毎日こまめに部屋の中の掃除をするように心がけます。 部屋を清潔に保ち快適に過ごすことは胎児にもええ影響を与え、また花粉症の症状緩和のためにもええことどす 花粉症対策と外出 花粉症の人は花粉の飛散時期にはできれば外出したくないものどすが、現実にそうは言うていられません。 花粉症の時期の外出にはしっかりと対策をする必要があります。 花粉症の症状であるくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみは、目と鼻をしっかりガードすることでほとんど抑えることができます。 それには眼鏡とマスクが必須アイテムどす。 眼鏡は目の粘膜に花粉が付着するのを防ぐことができます。 近年、花粉症対策メガネも発売されるようになってました。 普段メガネをかけへん人やコンタクトレンズを使用しとる人も花粉症の季節には眼鏡を着用することが望まれます。 コンタクトレンズの使用は目のかゆみや炎症を悪化させる恐れがあるからどす。 また、肌の露出をさけることは花粉症対策の基本どす。 髪の毛に花粉を付着させへんためには帽子が効果的どす。 髪の毛は花粉がつきやすい部分の一つで、髪の毛についた花粉は眼や鼻に落ちてきます。 長い髪はでけるだけまとめて、つばのひろい帽子をかぶるとええでしょう。 ツルツルした素材のコートをはおることで、花粉が衣類につくのを防ぎます。 毛織物やセーターなどの繊維は花粉がつきやすいため避けた方が無難どす。 さらに花粉ガードスプレーをしておくとより効果があります。 マスクや眼鏡をしていても肌の露出がさけられへん顔は、帰宅したらすぐに洗顔をして花粉を落とすことが大切どす。 化粧はベタベタして余計に花粉が付着します。 化粧をする場合には最低限に抑えるようにします。 以上みたいに、花粉症対策として完全防備することはややこしい面もありますが、でける範囲から実行していくことでちびっとずつ効果が得られるでしょう。 花粉症対策と掃除 花粉症対策の基本はこまめに掃除をすることにあります。 どんなに部屋を閉め切っていても、わずかな隙間から花粉は侵入しています。 ほんで外干しした布団や衣類、外出から戻った家族からも持ち込まれています。 でけるだけ花粉の少ない快適な部屋で過ごすために、この季節は毎日の掃除を特に念入りにすることが大切どす。 花粉飛散量が最も多い時間帯は昼の１２時前から午後３時と日没直後といわれています。 夜の間は飛んでおりません。 掃除は花粉の飛んでおらん時間に済ませたいものどすが、夜に掃除をするのは近所やくたいになってます。 湿度が高く、ホコリも舞い上がっておらず床に落ちとる朝が掃除をするには最適な時間といえます。 花粉は部屋の中では走り回るなどして舞い上がれへん限り床に落ちています。 床やカーテン、ソファなどに付着した花粉を取り除くには拭き掃除が一番ええ方法どす。 部屋の中で花粉がつきやすい場所は窓際付近、静電気のたまるテレビやパソコンの画面、洗面所やお風呂にも意外に花粉が付着しています。 カーテンやソファなどの布製品にはあらかじめ花粉防止スプレーなどを吹き付けておくのも効果的どす。 掃除機は拭き掃除がしにくい場所などに便利どすが、花粉を舞い上げてしまいます。 また普通の掃除機では排気と一緒に花粉塵を室内に放出してしまいます。 できれば排気をカットする高性能の掃除機を使いたいものどすが、それが使えなければ普通の掃除機の本体をベランダに出して使うなどの方法があります。 最近では花粉対策の掃除グッズもぎょうさんでており、毎日の掃除に活用しもって上手に対策をしていきたいものどす。 花粉症対策と洗濯 花粉症の季節、花粉症の家族がいる場合は洗濯方法にも対策が必要どす。 風が気持ちのええよく晴れた日は洗濯日和どすが、洗濯日和は同時に花粉日和でもあります。 また午後１時から３時は気温も上がり、洗濯物の最も乾きやすい時間帯どすが、それも同時に花粉が最もよく飛んでいる時間帯でもあります。 晴れた日のこの時間帯には洗濯物はでけるだけ室内に干すか、乾燥機を利用するなどして花粉が付着するのを防ぎます。 そやけども現実に毎日の洗濯物を室内に干すのは乾きも悪く、見栄えも悪く、また湿気に注意をせなカビなどの発生する原因にもなってます。 室内に洗濯物を干す場合には湿度が５５％以上にならへんように注意する必要があります。 どうしても外に干す場合には花粉の多い時間帯は避けて干し、取り込むときにはよくはたくようにします。 専用のブラシや粘着テープを利用して取り除くことができます。 衣類だけでなく布団やシーツも外で干すことは避けたいトコどすが、花粉症の季節にまるっきし外に干さないのは衛生的にも心配どす。 外に干す場合には花粉の進入を防ぐ布団カバーにいれる、また取り込む際に清潔な吸引口を取り付けた掃除機で花粉を吸い込むなどの方法があります。 寝具は顔や皮膚に直接触れるうえに、睡眠しとる長い時間をその中で過ごすものやので厳重に花粉からガードすることが必要どす。 布団の中に入り込んだ花粉は掃除をしてもすべて取り除くことはほぼ不可能どす。 最近では衣類や布団用に花粉防止スプレーが市販されており、花粉がついても軽く払うだけで簡単に落とせるとのことで花粉症対策に注目を集めています。 花粉症対策とマスク 花粉症の季節になるとマスクをかけて外出しとる人をぎょうさん見かけます。 マスクは花粉症対策グッズとして欠かすことのでけへんアイテムの一つどす。 マスクの役割は花粉やほこりなどの異物が鼻や口から入り込むのを防ぐことどす。 花粉症の季節はインフルエンザの流行の時期でもあり、花粉を防ぐと同時にインフルエンザや風邪の予防にもなってます。 またマスクを装着しとる本人がクシャミや咳をした時に周囲を不快な気持ちにさせへんという役割もあります。 近年、薬局などのマスク売り場ではぎょうさんの種類のマスクが並び、何がええか選択に戸惑う人も多いようどす。 マスクを選ぶ時に重視するべきことは｢花粉が入り込まない構造になっとるか｣ということどす。 ｢○％カット｣などと表示してある商品もぎょうさんありますが、実際には正面から来る花粉はカット率の通りに防御できても、鼻の上や頬の隙間から花粉が入ってくることが実験などで分かっています。 自分の顔の大きさにぴったりと合い、装着したときに隙間がでけへんマスクであることが何よりも大切どす。 また、マスク本体や中のガーゼがこまめに取り替えられるもの衛生的なものが望まれます。 いっぺんマスクについた花粉は洗濯しても残るため、使い捨てや鼻口の接触部分が新しいものと取り替えられるものが便利どす。 素材はガーゼより不織布の方が目が細かく花粉のカット率が高くなってます。 最近の傾向として立体構造のものや、衛生的な使い捨てタイプが主流となっています。 多層フィルター構造や、繰り返し使える耐久性のあるもの、直接鼻の中に入れるマスク、また保湿がでける濡れマスクといったものまで開発されており、マスクは多様化しとるといえます。 花粉症対策と眼鏡 花粉症による目の不快な症状には花粉を目の粘膜に付着させへん対策が必要どす。 それには眼鏡の着用が有効で、花粉飛散時期の外出には必ず眼鏡を着用し、さらに帰宅したら洗眼、目薬をすることで目のかゆみや炎症を予防することができます。 近年では花粉対策ゴーグルが開発され注目を集めています。 そらレンズのサイドにカバーがついたもので、目と眼鏡の隙間から花粉が入るのを完全に防ぐことがでけるようになっています。 近年では眼鏡の上からかけられるタイプやサイドに取り付けるカバー、またおしゃれなものなど様々な種類が出ています。 いつもコンタクトを装着しとる人は、花粉症の季節だけ使い捨てのタイプを用いるなど、常に清潔な状態を保つようにし、どうしても症状が改善されへん場合には花粉の飛散時期だけでも眼鏡と併用することが望まれます。 普通の眼鏡を着用することで目に入る花粉の量を約３分の１に減らすことができ、花粉対策用の眼鏡ではさらに約４分の１にまで減らすことがでけると言われます。 眼鏡をしていてもちょいした隙に花粉が目に入り込むことがあります。 そのときは洗眼して花粉をしっかり洗い流します。 花粉専用の洗眼液も市販されており、目のかゆみや炎症を抑える効果があります。 そやけども洗眼液や付属の洗眼カップは不潔になってやく眼病の原因になることも少なくおまへん。 十分注意して取り扱うことが大切どす。 洗眼液がなくても水道のきれいな水で洗い流すことで十分花粉を落とすことができます。 洗眼とメガネの着用は花粉症対策として習慣的に行いたいものどす。 花粉症対策とハーブ ハーブは自然療法の一つとして長い歴史があり、世界中でぎょうさんの人に信頼されてきました。 アロマセラピーが植物の芳香成分を抽出してできた精油を活用するのに対し、ハーブ療法は植物全体をそのまんま活用するものどす。 ハーブは療法として用いられるだけでなく、料理のスパイスや化粧品の原料としてもあたしたちの生活に欠かせへんものになっています。 欧米ではアレルギー性の症状を緩和する手段として古くからハーブが用いられていました。 日本でも近年、花粉症で苦しむ人の増加によって、ハーブの持っとる力が注目されています。 その一つに甜茶があります。 甜茶の中の甜茶ポリフェノールという成分はヒスタミンの分泌を抑え、花粉症だけではなく、さまざまなアレルギーに効果があることが明らかになっています。 甜茶の他にもあたしたちの健康に役に立つハーブがぎょうさんあります。 花粉症の症状の緩和に効果的なものには、エキナセア、エルダーフラワー、ネトル、ペパーミント、ユーカリ、シソ、ヨモギなどがあります。 それぞれハーブには特性があり、自分の症状に合わせたハーブを選んでハーブティーやハーブ湿布などにして効果を得ます。 また、ハーブの成分を抽出したサプリメントもぎょうさんの種類が出ており手軽に有効成分をとる手段として人気を集めています。 ハーブ療法は安全に行えば副作用はなく、自分や家族にでけるケアとして、また自然の恵みを最大限に活かす手段として家庭や医療の中でこれからも利用されていくものと思われます。 花粉対策とアロマセラピー 花粉症の対策の一つにアロマセラピーによる方法があります。 アロマセラピーとは芳香植物の精油を活用して心身の健康を保つ療法どす。 現在では香りや癒し効果にとどまらず、健康面でも幅広く活用されています。 花粉症の患者に処方される薬は副作用の出るものがぎょうさん、副作用が生活に支障をきたす場合も少なくおまへん。 副作用の少ないアロマセラピーは近年ぎょうさんの医療機関で取入れられています。 アロマセラピーの精油はアロマショップなどで手軽に手に入り、誰もが自ら取り扱うことがでける点も魅力の一つどすが、精油は薬と同等の機能をもつため慎重に取り扱うことが大切どす。 また、高齢者や乳幼児、妊産婦などの使用にあたっては医師やアロマセラピストに相談の上で行うようにします。 アロマセラピーによる花粉症対策として次のような方法があります。 目がかゆい時、精油をつくる際にでけるフローラルウォーターでシップします。 鼻水、鼻詰まり、くしゃみなどの症状には粘膜の炎症を緩和するユーカリラジアタの精油をティッシュ等に落として吸入します。 またティートリー、カモミールをホホバオイルに薄めて首に塗ると症状が緩和します。 頭がぼーっとする時には、強壮刺激作用や神経刺激作用のあるレモン、ローズマリー、カンファー、ペパーミントのいずれかをティッシュなどに落とし直接吸入します。 のぞが痛む時には抗菌作用のあるティートリー、ユーカリラジアタ、ゼラニウムなどでうがいをしたり、首に塗ってマッサージをします。 鼻のかみすぎなどで肌がかさつく時には、抗菌作用のあるラベンダー、新陳代謝を促進するゼラニウム、皮膚のトラブルを緩和するローズウッドで患部をマッサージします。 他にも花粉症に効果がある精油はぎょうさんあり、自分の好みや体調に合わせて香り選び、楽しみもって症状を緩和していくことがアロマセラピーの目的といえます。 花粉症対策とお茶 花粉症の季節になると花粉症対策に色々なお茶が話題に上がりますが、その中でも実際に効果が期待されるものを次に取り上げました。 まず緑茶、これに含まれるカテキンはがん予防としての効果が知られていますが、花粉症にも効果があることが分かってきました。 そやけども効果を得るためには大量に飲む必要があります。 大量飲めへん人はうがいに利用したり、カテキン成分を抽出したサプリメントで摂取する方法もあります。 甜茶は花粉症対策としては最もポピュラーなおぶで、耳鼻咽のぞ科臨床学会でも抗アレルギー効果が報告されとる効果の高いおぶどす。 甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールという成分がヒスタミンの分泌を抑え、花粉症のみならずさまざまなアレルギーに効果を発揮します。 甜茶には種類がいくつかあるため、甜茶ポリフェノールが含まれとるか確認して選ぶことが大切どす。 また、まがい物がぎょうさんでとるので注意が必要どす。 テレビなどで取り上げられた人気のお茶、べにふうきも花粉症対策に効果が期待されています。 このお茶は日本の｢べにほまれ｣と中国の｢ダージリン｣を交配してつくられたもので、抗アレルギー成分のストリクチニンを含んでいます。 実験でべにふうきを飲んだ約半数の花粉症患者の症状が改善されたという報告があります。 他にも花粉症に効果のあるおぶはドクダミ茶、ハトムギ茶、シジュウム茶、ルイボス茶、そば茶、ヨモギ茶、凍頂烏龍茶、柿の葉茶、タラ葉茶、スギナ茶など数ぎょうさんあります。 いろいろ試した上で自分に合ったお茶をみつけて毎日習慣的に飲むとええでしょう。 花粉症対策と乳酸菌 花粉症対策のひとつとして最近話題となっとるものに｢乳酸菌｣があります。 乳酸菌はあたしたちにとって有益な微生物の一つでさまざまな種類があります。 乳酸菌にはそれぞれ特性があり、その特性を活かしてヨーグルト、チーズなどの乳製品、また味噌やキムチなどの発酵食品に利用されています。 これまで乳酸菌といえば腸内環境を整えて便通をよくする働きが知られていました。 近年では飲料会社の研究により花粉症の症状を軽減する機能や、新しい種類が発見され注目を集めています。 その一つとして、キリンビールは２００２年に高いアレルギー改善作用が期待される｢KW乳酸菌｣を発見しています。 またカルピス社は２００６年に人工曝露実験によって｢L〜９２乳酸菌｣が鼻のかゆみ、目のかゆみといった花粉症の症状に効果があることを実証しました。 こういった乳酸菌を利用し、今後様々な花粉症対策の商品が開発されることが期待されています。 この花粉症に有効とされる乳酸菌は、細菌やウィルスを攻撃するリンパ球Th１とアレルギーの原因となるリンパ球Th２、この２つのバランスを保ち、アレルギー症状が起こりにくい環境をつくる働きがあります。 みなの乳酸菌にこのような機能があるわけではおまへんため、ヨーグルトを食べて予防をしたいという場合にはヨーグルトに含まれる乳酸菌の種類を確認する必要があります。 乳酸菌の効果は即効性があるものではおまへんため、花粉の飛散時期の１ヶ月前くらいから継続してとることが望ましいと言われています。 また、ヨーグルトを食べつづけると下痢を起こす人や、乳製品アレルギーの人はサプリメントタイプのものから摂取することもできます。 花粉症対策と身近な食品 花粉症の人が積極的にとりたい食品は｢温性食品｣どす。 温性食品とは基本的に秋冬が旬のもの、根菜類、薬味などがあたります。 具体的にどんなものがあるかというと、野菜では、ネギ、ピーマン、タマネギ、ニンジン、レンコン、ショウガ、ニンニク、ジャガイモなど、肉なら、鶏肉、羊肉、魚なら、アジ、フグ、ウナギ、エビ、サバなどどす。 こういった食品は身体を温める性質があり、｢冷え｣が大敵である花粉症に効果が期待されます。 また青魚もぎょうさんとりたい食品の一つどす。 青魚に含まれるDHAは炎症を引き起こす悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。 血行をよくし、アレルギー反応を抑制する働きをもつEPAも含まれており、花粉症の人には最適な食品といえます。 これらは体内で作ることはでけへんため、積極的に日々の食事からとるよう心掛けが必要どす。 青魚以外に鮭も花粉症に効果的な魚どす。 鮭の優れとる点はＤＨＡ、ＥＰＡに加え、中枢神経の働きを正常にするビタミンＢ６を豊富に含んでいるということどす。 また完全栄養食品として知られるカキも花粉症にもええ食材といえます。 カキに含まれるグリコーゲンは体力を回復させ、自然治癒力を高める効果があります。 ほんで亜鉛は鼻や目の粘膜を強化する働きがあります。 他にも花粉症に効果のある身近な食品は、玄米、ヨーグルト、きな粉、ピーナッツ、納豆、トマト、シソなど数ぎょうさんあり現在も研究が進められています。 身近な食品による花粉症対策は、医師が処方する医薬品と違い副作用の心配が無く子どもや妊婦に対しても安全といえます。 体質や花粉症のタイプによって効果の期待でける食品はちゃうため、自分でいろいろ試し自分に合った食品を見つけるとええでしょう。 花粉症対策と食生活 花粉症の原因の一つに食生活があげられます。 戦後の日本ではそれまでの魚と野菜中心の食生活に代わって、肉や魚を中心とした高たんぱく、高脂質の欧米型の食生活が急激に広がっていきました。 この欧米型の食生活が栄養の取りすぎや食品添加物の増加、野菜不足など、アレルギー症状を引き起こすさまざまな問題を抱えとるのどす。 油の問題もその一つどす。 日本人はもともと油をあまりとれへん人種どすが、食生活の欧米化にともない料理で使われる機会が大幅に増えました。 油はあたしたちが生きていくのに欠かせへん栄養素を持っていますが、油の取りすぎは血液をどろどろにしたり、炎症を強めたり身体に悪影響を及ぼしたりします。 そのため花粉症の人は油を使用する場合にはオリーブオイルを使い、揚げ物、ドレッシング、マヨネーズ類を取り過ぎないように気をつけることが大切どす。 こういったものを取らなくても、必要な油は通常の食事で不足することはおまへん。 また砂糖、チョコレートなど口にする機会が増えたことも問題の一つどす。 砂糖は免疫力を低下させ、花粉症をはじめとする、ぎょうさんの病気の原因になっています。 花粉症の人は、甘いものが食べたい時には、果物、ドライフルーツ、また砂糖の変わりにハチミツ、黒砂糖を使うなどして砂糖を控えるよう心がけましょう。 日本はかつてご飯と魚、野菜、味噌やしょうゆなどの発酵食品が毎日の食事どした。 この伝統的な組み合わせこそが栄養のバランスに優れ、日本人の体質に合った食事なのどす。 花粉症には昔もっての日本の食生活を見直すことが有効な対策といえるのどす。
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