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色彩心理学〜KENNKOU〜きれいなお姉さん |
あたしたちは様々な色に囲まれています。 部屋や会社、自然の中など、生活の中に色は自然に溶け込んでおり、必要不可欠なものどす。 色彩心理学というのは、ゲーテの「色彩論」や空海が提唱した色に関する東洋的理論を基に、「光の行為である」色彩の本質を研究する学問だそうどす。 あんたの周りを見回してください。ほんまに様々な色があると思うて。 その中で「青」という色を考えた時に、あんたがその色が好きかどうかということから、その色を使っとる特徴的なもの（青の場合どすと、空や海。）まで思い浮かべることがでけるでしょう。 人間は「見る」という行為をしとるので、「緑」というひとつの色に対して様々は印象を築いていくことができます。 そらみな同じ印象ということではおまへん。綺麗な色、暗い色、好きな色、嫌いな色などちゃう印象を持っとることでしょう。 色を見つめて深めていくことで自分自身の傾向を認識し、その傾向を知ることであたしたちの心は共感したり、反感をもったりします。 色彩心理学という学問は、心理学や色彩学、哲学、倫理学、宗教学はもちろん、その隣接領域である社会学、生理学、史学、文学、天文学、自然科学、文化人類学などといった、人間の発達に関する総合的研究を含んでいる学問からも検証して研究を行います。 ほんで、歴史的背景も思慮考察しもって、色彩が光と色であるという視点から研究、検証を行う必要があるのどす。 色彩心理学を学ぶと、あんたが見とるみなの色の印象が変わってしまうかもしれません。 色彩心理学で長生きでける 「画家は一般の人より長生きをする傾向がある。」このことをある時、色彩心理学の研究者が気付きました。 歴史上有名な画家の寿命を見てみても、ミロは９０歳、ピカソは９２歳、シャガールは９８歳、ムンクが８１歳となっています。日本の画家も、平均寿命が５０歳代やった時に、歌川国貞は７８歳、葛飾北斎は８８歳まで生きたことが判明し、むちゃ長生きをしたということが分かると思うて。 こら偶然と言うてしまえばそれまでかもしれません。そやけども、表にしてみると明らかな違いが出てきたそうどす。 例えば、子どもは多少具合が悪くても、絵を描いとるうちに元気になるという子が多いそうどす。 絵を使って言葉では言えへん気持ちを表すことで癒され、気持ちが再生されるのではおまへんかと考えられとるそうどす。 現代社会はストレスが多いと言われています。皆はんも色彩心理学を使って、ストレスを感じた時に、気になった色で絵を描くと、気持ちがリフレッシュされるかもしれません。 では、日本人が好きなインテリアカラーは一体何でしょうか。 日本人の約４割が茶色系を好むとされています。次いで多いのは白の２割だそうどす。 熱帯地方にある国では赤やオレンジ系が好まれますし、寒冷地帯にある国では緑や青系が好まれるのだそうどす。 こら自然環境や、そこに住む人々の肌の色や瞳、髪の色も感覚に影響を与えとると考えられるでしょう。 これを考えると、温帯地方に住む日本人が、自分の肌の色に近い中間色を好むのもうなずけます。 畳の色やヒノキの色なども、日本人が最も安心感を抱く色だと言えるのではおまへんでしょうか。 実験でも、筋肉の緊張感をほぐして弛緩させる働きがベージュ系にはあると証明されており、忙しい日本人にとってはリラックスでける色と言えるでしょう。 色彩心理学を学ぶと、こういうことも分かるので、日常生活にむちゃ役立ちますな。 色彩心理学の心への影響 気になる色、好きな色、嫌いな色、なんでかよく目が行ってしまう色というのは誰にでもあると思うて。 色はあたしたちに様々な影響を及ぼしとるそうどす。 シーツやカーペットの色を変えただけで気分ががらりと変わったという経験はおまへんか。 色には気分以外にも、実際に身体まで変化させる力があるらしいどす。 それをおせてくれる学問が色彩心理学どす。 例えば、赤い色を見ると血圧が上がったり、脈拍数が増加します。また、青い色を見た場合はそのさかしまで、血圧が下がり、脈拍数が減少するという変化が起こります。 この変化は、目を閉じたまんまの状態でも同じだそうどす。 一部では医学でも色の持つ効果は取り入れられとるそうどす。 実際に高血圧の患者に青いパジャマを着せたり、不眠症の患者を青い部屋に入れて眠らせたりと治療効果をあげています。 武田信玄が人の気持ちや感覚を色によって変化させた話があります。 戦国時代、武田信玄率いる騎馬軍団は、「赤備え部隊」として恐れられていました。 川中島の決戦の際に、軍旗はもちろん、装束もすべてを真紅に染め上げて川中島の決戦に臨み、上杉軍を苦しめたという言い伝えがあります。 色彩心理学的に考えると、赤は戦場となる緑の草原では強烈なインパクトを与えます。 しかも赤は膨張色でもあるので、実際よりも兵士の数がぎょうさん見えたさかいはいでしょうか。 また、赤は血の色と同じやので、兵士が負傷した場合でもその箇所が目立ちづらく、戦意を喪失することを妨げることができたさかいはないかと考えられます。 こみたいに、色彩は肉体や気分、相手の気持ちをも変化させてしまう魔法のような魅力があります。 色彩心理学を学ぶと、皆はんも色のとりこになってしまうかもしれません。 色彩心理学のお勧め本 色彩心理学はだんだん存在を知られるようになってきましたが、未だに認知されておらん学問どす。 そやけども、色彩心理学に興味を持つ人や色彩心理学に詳しく研究したいと思っとるカラーコーディネーターや研究者も増えています。 色彩心理学を興味を持っていて、勉強せんと思っとる方はお勧めの本を紹介します。 色彩心理学をまだよく知れへんという方には「初めて読む色彩心理学」がお勧めだと思うて。 初めて読む色彩心理学は色の名前や基礎などから始まり、コーディネートやお洒落のコツ、また色彩 心理をいかしたイメージ作りまで、判りやすくカラーで説明されとるのがうれしいどす。 色彩心理学の事が学べるのは勿論、お洒落や自分に合った色まで判るので、楽しく読めます。 また、「よくわかる色彩心理」もお勧めどす。 この本は、１つ１つテーマに沿ってわかり易くおせてくれます。また、色についても２ページを使って詳しく、ほんで面白く書かれとるので、楽しく読むことがでけると思うて。 心理学と色彩学の基本から、色が感覚に与える影響、色をつかった芸術療法や心理テスト、色の歴史と各色のイメージ、衣食住など日常の中の色、色を感じるしくみまで、 色彩と心理の関わりなど、文章と図版で幅広く、ほんでわかり易く説明しています。 「色の効果」の不思議さを体感しもって、心理と色彩の関わりについて理解を深めてみるとええでしょう。 ねぎの書店でこれらの本が売っておらん場合は、インターネットを利用して購入するとええでしょう。 その方が確実に手に入れることができますし、中古本でもええという場合は安く購入することもできます。 色彩心理学の色による心理 色はあたしたちの感情を明確に表現してくれるものといってええと思うて。 時代の差がない人間や、複数に絡み合う民族にとって重要な色の赤、求心力のある青、安全や自然、生命力の象徴の色である緑、地域によって異なるイメージがある黄色など、ぎょうさんの色があります。 そのぎょうさんは、生活環境、自然環境に強い刺激を受けています。 例えば、好きな色や嫌いな色、何気なく選んだ洋服がその人の現在状況や心理状態、子どもの頃の傷など、ぎょうさんのことが大人・子ども関係なく診断することが可能どす。 また、色を生活の中で取り入れることにより、その人の性格や生活態度が変わったり、ダイエットに効果のある色もあるそうどす。 最近では、お店や部屋のインテリアに色彩心理学を取り入れたり、食品や商品や料理などに取り入れられることも増えてきました。 色は民族や文化を超越した、人類に共通する文化的なイメージ、普遍的なイメージなどで人の心を動かしています。 色はあたしたちの生活から切り離すことがでけへん非常に重要な存在どす。 そやけども、色にもプラスの面とマイナスの面も当然もってありますので、色の持つ感情を理解しもって色を素敵に取り入れ、あんたらしう上手に付き合うのも楽しいでしょう。 そやけども、色彩心理学はまだ認知されておらんので、こみたいに色彩による心理が沢山あるにも関わらず、国家資格はおまへん。 そうはいっても色彩心理学は人の心との関係を探ることで新たな分野がそれぞれに登場しとるので、今後確立される可能性は期待でけると思うて。 色彩心理学と色の三属性の関係 色彩心理学というのは色を使った心理学であるというのは、皆はんもご存知やのではおまへんでしょうか。 色彩心理学を学びたいという方も少なくないと思うて。 そやけども、色彩心理学を学ぶ前に、配色・色の名前・トーンはもちろん、色の三属性も学んでほしいものどす。 色の三属性とは、彩度・色相・明度のことを表わすそうどす。 彩度とは、色みの強さ、色の鮮やかさ、または飽和度のことを表わすそうどす。 色みの強さによって尺度化されており、色相によってそれぞれ彩度が異なってます。 明度とは、色の明るさの度合いを表すもので、黒色〜灰色〜白色の系列を感覚的に等しく分割し、明るさの尺度として言うそうどす。 明度の特徴は、無彩色・有彩色の両方が持っとる属性で、箱の内ねぎに黒のビロードを貼って穴を開け、その穴から覗くと、実在する物質の中で一番明度が低い黒を見ることがでけるそうどす。この箱はキルヒホップの暗箱と呼ばれています。 色相とは、色合い、または赤・黄・青などの色みの事を表し、有彩色のみがもつ属性だそうどす。 また、中心に対して色相環の反対に位置する色同志を混合して、色みの無い色になる色を補色と言い、色相を循環的に配列すると色相環になってます。 黒や赤などの刺激の強い色を見て、白いものに目を移すと薄い補色の色が見えた経験はおまへんか。これを残像と言います。 残像になる補色を整理補色・心理補色などと言い、混合して無彩色になる補色の関係を物理補色と言います。 色の三属性を覚えて記号化すると、配色・色の名前・トーンもスムーズに覚えることがでけるので、色彩心理学を学ぶのに非常に便利なものとなるでしょう。 色彩心理学に関する心理テスト 色彩心理学と関わりのあるテストは色々あります。 その中の１つにカラーピラミッドテストというのがあります。カラーピラミッドテストは一般的なテストではおまへんが、これまでの行われてきた色彩テストの研究結果が注目されとるそうどす。 このテストは自我機能と情動性を診断することがでけるテストどす。簡単に言うとその人にどんな人格的な特性があるか、ほんでそらどんな心の状態から生まれるのかを探るテストどす。 日本では１９８３年に宗内敦らによってカラーピラミッドテストは標準化されました。 色彩心理学の中では同じ色が関わる性格診断の、ロールシャッハ(左右対象のインクのシミのような図形を何に見えるか相手に問いかけ、その反応から相手の人格の構造を分析する)テストも色が関わる性格診断テストとしては同じどすが、二つを比較すると圧倒的にカラーピラミッドテストは研究の数は少なく、心理テストとしてあまり浸透しておらんというのが現状どす。 そやけども、このカラーピラミッドテスト心理テストの研究によると、各色彩の持つ心理的な面との結びつきは注目に値するそうで、描画療法などと共通した見解の部分がある言われています。 他にも研究結果にバラつきはありますが、さまざまな色彩と心理学的諸問題、精神病理学などとのつながりを検討してきた事は、大いに注目されとる所どす。 カラーピラミッドテストの診断方法は、診断される人が正方形の色彩カード２４枚の中から色を選んで並べて、５段のピラミッドを作っていきます。 ２４枚のカードを嫌いな色のピラミッドを３回、好きな色のピラミッドを３回作って貰うだけどす。 どのような構成でこの各ピラミッドが配置されたかによって診断することがでけるのどす。 色彩心理学は言葉を使わなくても診断することができますので、誤った診断をすることもなく確実なものといえるでしょう。 色彩心理学の学問の領域 色彩心理学とは文字通り、色に関系する様々なしくみを扱う学問のことどす。 その領域は幅広く、心理学、物理学、民族学、生理学、美学などちびっとでも色に関係していれば、みなを扱う学問と考えてもええと言われています。 特に物理学、心理学、生理学は色とは人間にとって何なのか、そらどみたいにして知覚されて、どみたいに影響するかを探求するために非常に重要な学問なのだそうどす。 例えば、生理学や心理学の領域内で説明すると、色を識別する器官である眼球やその他の器官の構造を知る必要があります。 また入力された情報を判断・整理するのが脳の役目どすので、脳の構造の働きも必要となってます。 色をどみたいに名前をつけたかは民族学に関係しますし、さらに知覚され認知された色彩が人間の心にどのような影響を与えるかというのは、また心理学の領域になるわけどす。 こうして色彩学は色々な学問に触れる必要が出てくるのだそうどす。 現在の色彩心理学でいかいな力を注いできた研究は、今まで生物は色をどみたいに整理して伝達するか、どのような使い方をしたら人間にとって役立つかといったものだそうどす。 どうして色が見えるのかという事が、この理論を推進するには非常に重要な項目どす。 色覚についての研究も盛んになってましたし、いくつもの仮説が生まれましたが、残念もって未だに完結には至っておらんそうどす。 こみたいに、長年にわたって色彩心理学では色についての研究は幅広いさまざまな学問との関わりの中で行われてきましたが、現在もまだ終わることはなく、継続して研究されとるのどす。 色彩心理学の資格 最近では色彩心理学に興味を持つ人や、色彩心理学の学校に通って詳しく学びたいと思っとる人が増えとるそうどす。 そやけども、残念もってどこを探しても色彩心理学の資格は、国家資格に認められるような資格や就職に役立つような資格は今のトコないそうどす。 そら、色彩への意識が低いため、また色彩が商用などに戦略的に使用される恐れがあり、色彩の本質が置き去りにされとることもひとつの原因だと考えられます。 そやけども、数年前から「色彩心理学療法士」と言う資格が日本色彩心理学研究所というトコで認定されました。 この資格は「色彩心理学療法を使って社会に貢献したい」という色彩心理学学習コースを修了した卒業生たちの声から生まれたそうどす。 日本心理学研究所は様々な分野から色彩心理学に関する研究を行い、資格が習得出来る二年制の色彩心理学療法取得コースも心理臨床の基礎を習得して、それと同時に、色彩心理学療法における理論に基づいた実践を深めていくことができます。 資格が発足してからまだ数年しかたっておりませんが、現在各教育機関や医療機関、福祉施設、地方自治体などで、色彩心理学療法士が各種心理支援活動を行っとるので、その頑張りのおかげで数々の実績を残し、注目が集まってきとるそうどす。 色彩心理学療法士の資格が国家に認めて貰えるようになれば、色彩心理学の仕事をする人たちがちびっとでもクオリティの高い活動を行えるようになってます。 また色彩心理学療法士が活躍出来る場が増えますし、色彩心理学に興味を持つ人もさらにぎょうさんなることでしょう。 色彩心理学研究所 色彩心理学研究所というのを聞いたことがありますか。 色彩心理学研究所とは、歴史的背景を思慮考察し、色彩が光と色であるという視点から検証、研究を行っとる、ほんで倫理学、色彩学、宗教学、心理学や哲学、またその隣接領域である生理学、史学、社会学、文化人類学、天文学、自然科学、文学などといった、人間の発達についての総合研究を含んだ学問からも検証、研究を行っとる学校どす。 また、色彩心理療法士の資格は、日本色彩心理学研究所でのみ取得可能どす。 学習コースは一年制の色彩心理学学習コース、二年制の色彩心理学療法士資格取得研修コースになっています。 一年制は、クレヨンや彩絵の具、色鉛筆等を用いもって様々な作業実習や主体的に学ぶという姿勢を習得し、実際に身体で感じ、体験しもって理論への理解を促すそうどす。 二年制は、一年制の学習コースに加え専門課程も学習します。 心理臨床の基礎や心理学的考察力を十分に養うための理論を習得しもって、色彩心理学療法における理論に基づいた実践を深めていくそうどす。 学習コース以外にも体験学習や特別学習などがあるそうで、色彩心理学が判る一日体験セミナーなど色彩に関した講座が自由に参加して学べるそうどす。 また、色彩心理学で子どもの今の心理状況や性格がわかると言われています。 色彩心理学研究所では子どもを対象にしたクレヨン教室なども実施しとるそうどす。 クレヨン教室は心が重要に変化する１４歳以下の子どもたちに生きとるということの喜びや実感を心や身体でたっぷり感じてもらうことを目的とした教室どす。 クレヨン教室は教師と子どもの１対１で月に２回の９０分授業で行われるそうやので、興味のある人はぜひ行ってみてください。 色彩心理学の通信講座 色彩心理学に興味あるから勉強をしてみたいけど、ねぎに学校がない、または子育てや本業が忙しくて学校に行く暇がないと諦めとる方も多いのではおまへんでしょうか。 最近は通信講座でも色彩心理学が学べるようになったそうどす。 そやけども、色彩心理学を通信講座でどういう風に勉強していくのでしょうか。 講座の内容は、カラーヒーリングシステムを使用して、自分自身をより深く理解しもって、カラーセラピーのための基礎知識を習得でけるそうどす。 基礎編ではカラーヒーリングを行うためのカウンセリングスキルも習得できますし、自分のコミュニケーションパターンを心理テストを使って知ることができます。 実践講座の「カラーヒーリング・アドバイザー養成通信講座」に進むことができ、毎月じっくりと、ほんで楽しみもって自分に向き合いつつカラーヒーリング・色の知識・アドバイザーに必要なカウンセリング力やコミュニケーション力が習得でけるそうどす。 また、テキストは月に１回で合計３回、ご自宅に届けられることが多いそうどす。 通信講座によっては、各回の定員を定めとるトコや、開講時期を定めとるトコを定めとるトコもあります。 そら、一人一人にきめ細かい添削を実施するためで、本格的に学ぶことができます。 受講料は１２万円前後と、決して安いとは言えませんが、好きな時間を利用して好きなことを学べるのどすから安いのかもしれません。 事情があって通学でけへん人にはええどすな。 通信講座は挫折してしまいそうだと思う人は、インターネットで勉強仲間を探すとええでしょう。 そうすれば学校に行っとるのとあまり変わりおまへんし、お互い励ましあいもって勉強するのは素晴らしいことだと思うて。 色相心理学を使って子どもを元気にしよう。 色相心理学とは、人間の好きな色、嫌いな色によって人の心理を読み取ることがでける学問どす。 大人も子供も同じで、いどもの色には子ども自身の気持ちが隠されとるそうどす。 子どもたちに好きな色を聞いてみると、３歳から５歳の幼児期は１位が赤とオレンジ、２位は黄色、３位は赤と緑どす。６歳から１２歳までの児童期になると、１位は黄色とオレンジ、２位が青・緑・ピンク、３位は赤だそうどす。 その３歳から１０歳までの子どもを対象に実験してみたトコ、ちびっと体を動かしたり、楽しい音楽を聞いた後に絵を描いてもらうと、赤・オレンジ・ピンク・黄色・緑・青が使われることが多かったそうどす。 また、お化けの話などを聞いた後に絵を描いてもらうと、青・褐色・赤・黄色・紫または緑がぎょうさん使われとったようどす。 こみたいに、子ども達は色に敏感に反応しています。子どもたちは本能的に自分の心を色に託してあらわしとるのかもしれません。 こうした反応を色相心理学を利用して、大人が素早う気付いてあげて、正しい方向に導くことができれば日常で起こる様々な問題も上手に解決することができます。 例えば、日常生活に効果的に色を使ってみてはいかがでしょうか。 もし子どもに食欲が落ちとったり、虚飾の傾向がある場合は自律神経を刺激して食欲を増す赤を利用したり、元気がないときはオレンジの洋服を着すなど、色相心理学を上手に日常生活に取り入れて、子どもを元気にさせましょう。 そやけども、色のみでは子どもの心を完璧に癒したり、元気にさせることはでけへんかもしれません。 ほんでも子どもの気持ちを理解したいと願う両親の心は子どもに通じて、いろの効果もより高まることでしょう。 色彩心理学の専門学校 カラーセラピーが好きで、専門的に働きたい、色彩心理学を勉強したいという人がだんだんぎょうさんなってきとるようどす。 色彩心理学とは、言葉のとおりその人の心理状態を色を使って解明するものどす。 そやけども、専門的に色彩心理学を学ぶには、どのような方法をとればええのでしょうか。 色彩心理学を学ぶには専門学校に行く道があります。 専門学校に通うことのメリットは、色彩心理学の専門の講師がいる、色々な分野がある中で学んでみたいコースがある、初心者でも判り易く学べることでしょう。 例えば、色彩心理学を大人に役立とったいという方と、子どもを対象に活用したいと考えとる人では対象もちゃうので、診断方法もちゃう部分があると思うて。 色彩心理学を学べる専門学校は少ないかもしれませんが、その中に「色彩学校」というものがあります。 末永蒼生先生が主宰しとる学校で、専門分野まで学ぶことがでけるので、オススメどす。 講師陣は末永先生はもちろん、色彩の様々な分野で活躍していらっしゃる方達が沢山います。 専門分野もあるそうで基礎から始まって、初級、中級、上級は子どもと大人を対象に行う色彩心理学の分野に分かれています。 各コースが終了しても、アート＆セラピーコースやスキルアップ集中コースなど、自由に学ぶことがでけるそうどす。 修了生のぎょうさんは、それぞれの専門分野を生かした職場で働いとるそうどす。 色彩学校の本校は東京にありますが、分校もいくつかあるので、興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。 カラーセラピーと色彩心理学 カラーセラピーという言葉を聞いたことはありますか。 カラーセラピーは、色彩心理学の心理的な効果を利用し、自分の心を理解することをサポートするものだそうどす。 おそらくカラーセラピーという名前は、色彩心理学より耳にする機会があるのではおまへんでしょうか。 色彩心理学は学問ということだけで、カラーセラピーとの違いはほとんどおまへん。 また、カラーセラピーは色の心理を利用して、自分の心を元気にしたり、運気を上昇してくれるものだそうどす。 オーラソーマ等もその１つなのだそうどす。 では、色にはどんなパワーが備えられとるのでしょうか。ピンクという色で例えてみましょう。 ピンクは愛情の色、ほんで若返りの色どす。癌を抑制する効果は他の色よりも高く、カラーブリージングというテクニックを使うと、いつまでも若々しくいることが出来るという魔法のような色どす。 自己愛を高める効果もあるそうやので、孤独だと感じとる人は、この色を利用してみてはいかがでしょうか。 黄色は金運にええというのはよく耳にすると思うて。 部屋のインテリアにその日の気分の色を取り入れてみたり、洋服やアクセサリーにその色の物を身につけたりと、色からのパワーを役立てることがでけるのどす。 また自分の好みの色などから、その時の心理状態や現在の状況、他人からあんたがどう見られとるか等もわかるそうどす。 心理テストなどでは、あんたに合った色をみつけて、生活や気持ちにプラスになるように働くアドバイスをしてくれるのだそうどす。 人間には自己治癒力があります。 そやしあんたの心は、今のあんたに必要な色を知ってるのどす。 心が求めとる色を自分に与えて、ほんで使う。 カラーセラピーというのはそういうものだそうどす。 色彩心理学の誕生 最近では色彩心理学が服装や部屋のデザインなど、様々なものに使われています。 文明が始まった時から、人間は自分たちの行動に対して裏にある動機を解明しようとしたそうどす。 その動機を解明するために、様々なシステムが誕生しました。 最初に、自己発見のシステムの試みで好奇心の強いかたは姓名判断、星座、運命など、外から影響するものに注目しました。 これらは今でも人気が高い診断も沢山あります。 そやけども現代になると、個人、つまり一人一人に目をむけるようになってました。 ほんで、運命などの外からの影響から、人間の行動分析や心理学が考えられるように変化してきました。 トコが、どの分析も回答者が質問を誤解したり、質問の仕方が悪いなど、また先入観、偏見、ストレス、教育の程度などはテストに影響せんかなど、言語の不正確さという壁が邪魔をしてしました。 また、事実から目をそらし、質問に真面目に答えへん人がいることもよくあることどす。 このような理由から、言葉を使う必要がなく、人のアイディンティティを知ることがでける色彩心理学が誕生しました。 人は、個性を示すために色を利用します。そうすれば言葉はあまり必要おまへん。 色があれば、言葉を使わなくても質問することができますし、意図や意味を取り違えることもなくなってます。 その診断を基にして、取り入れてほしい色や、みなはんに合った色を診断することが可能になって、なってたかった自分になることがでけるのどす。 意外な自分の気持ちが発見でけるかもしれへんので、色彩心理学を勉強してみてはいかがでしょうか。 色彩心理学のイメージ 色彩心理学と聞くと、あんたはどのようなイメージを持たれますか。 名前を見ただけで難しそうと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、色彩心理学というのは、カラーセラピーとほとんど変わりません。 こういうとイメージしやすいと思うてし、理解しやすくなったさかいはいでしょうか。 色彩が人間の心理に与える影響というのは、皆はんが思っとる以上におっきいどす。 たとえば青い色には鎮静作用があり、意識の集中が可能になってます。 また赤い色の場合は心理的な興奮と高揚感を感じて、精神の働きが活発化するそうどす。 この色彩の持つ心理効果を応用したのが「カラーコンディショニング」と呼ばれるもので、作業環境の色彩計画などに利用されます。 アメリカでは心理療法の一環として用いられ、色彩療法の専門家が患者の治療を行うそうどす。 好きな色や嫌いな色というみんな言わはるとこの嗜好色には、性差または個人による好みの相違も指摘されています。 一般的に男の子には青や緑、黒など男の子にふさわしい色、女の子にはピンクや赤、オレンジ等女の子らしいと考えられとる色の物を両親が買い与えます。 こういう年少期の体験が、男性は青系統で低彩度の色彩を好む人がぎょうさん、女性は赤系統で高明度の色彩を好む人が多いという結果をうむのではおまへんでしょうか。 そやけども、最近では男女平等という意識が社会に高まり、女性の社会進出も相まって性差は縮小しとるようどす。 その影響で、子供の世界でもゲームソフトなどでは性別の差はないように思われます。 嫌いな色がある場合は、なんで嫌いなのかを自己分析してみるとええでしょう。 普段は気づくことはないかもしれませんが、幼児期に恥ずかしい思いをしたり、親に叱られたりというかなん経験が、服飾等の色のイメージと一緒にあるということも多いということどす。 こみたいに色彩心理学はみなはんの身近にありますし、あたしたちの生活に影響しています。 色彩心理学の身体への影響 人の心ノ働き、つまり精神、情動活動や喜怒哀楽などの感情、意と色彩の間には、あたしたちが考えとるよりもはるかに強く色と複雑に関係しとるそうどす。 そら心理だけではなく、生理的、身体的な変化をも確実にもたらしとるのどす。 今日、何気なく選んだ服は何色どしたか。 色彩心理学というのは、色が心に与える影響なのどす。色は人間の心理や身体にいかいな影響を与えています。 一般的に赤・黄色・オレンジ等は暖色、青・黒・青紫等は寒色と呼ばれています。 このたった２種類の分け方だけでもあたしたちの生活に複雑に関係しています。 例えば家具や壁の色を暖色で統一した部屋と寒色で統一した部屋では、体感温度が約３度も変わるという実験結果が出とるそうどす。 また、暖色系は脈拍数・呼吸数・血圧が高まり、自律神経統を刺激、性ホルモンの分泌を促進、筋肉緊張が増大、食欲・空腹感を抑制すると言われています。 さらに、暖色系は時間の流れが早う感じるのに対し、寒色系は時間の流れを遅く感じさせるのだそうどす。 この暖色と寒色とに分けただけでも、日常生活で使えることは結構あるのではおまへんかと思うて。 色だけで身体にこんなに影響を与えとるのはおもろいどすな。 古代では、色は薬として利用されていました。 色を使うこと、味わうこと自体が、あたしたちのバランスに作用して、癒しをもたらしています。 色彩心理学という言葉はなかったにしても、古代から色は重要なものだと認識されでいたさかいす。 ぜひ心の赴くまんまに色彩に身を委ねてみてください。 色彩心理学で凝った心を解きほぐして、ストレスを解消し、元気な自分を取り戻してみましょう。 子どもの心が判る色彩心理学 好きな色と嫌いな色というのは誰にでもあると思うて。 青が好きという人や黄色が好きなど、こだわりの色というものは人それぞれでしょう。 そやけども、人間が好きな色に対する意識やこだわりを追っていくと、小さいときに受けた心の傷に結びつくケースが多いそうどす。 色彩心理学は、そういうことも判ることができます。 例えば男の子が好きな青は、絵の中では特定のものに執着しすぎたり、過剰反応してしまう色と考えられます。 圧迫した心を表わすことが多いそうやので、子どもが青をぎょうさん使うようになったら注意が必要どすが、男の子の好む色やので、その点はわりかし考慮したほうがええようどす。 赤などが目立つ絵は、極度のストレスや、緊張、興奮を表わしています。 幼児期に赤をぎょうさん使う場合は、子どもがストレスを感じとるのかもしれません。 心の傷というと大げさに聞こえるかもしれませんが、自分の体験が無意識のうちに色で放出されとるのに気付けば、新しい自分を発見できたり、傷を癒すことがでけるきっかけとなってます。 色の配色と親子関係も深く関係しています。 黒と赤の場合は抑圧する黒に、お母はんの体内を表わす赤を配色することで、お母はんとの愛情の行き違いがあることを表わしています。 緑と黄色の場合は、プラスの傾向が強い配色やので成長時期の過渡期に使われやすい色の組み合わせと考えておけば間違おらんでしょう。 幼児期の子どもの問題は母親が原因の８０％と言われています。幼児期には両親と友好的な関係を保つのが大切なのだそうどす。 家事や仕事など、育児以外にもたくはんやることを抱えとるので、子供の発しとる信号をみなキャッチするのはややこしいかもしれませんが、子どもを安心させるには、小さな信号を見逃さないように心がけることが大切どす。 色彩心理学を学んでおくと、こういう小さな信号も見つけやすいと思うてので、色彩心理学の関連本をいっぺん手に取ってみてはいかがでしょうか。 色彩心理学に基づいた色の性質 色彩心理学は、今の心理状態を自分の気になる色の性質かよって判ることがでけるそうどす。 あんたは今、何色が気になってますか？色彩心理学に基づいて、思いついた色の性質を知り、分析をしてみましょう。 赤を選んだ人は全般的にやる気が出とる時どす。 何や困難なことをやらなければならへん時や、新しいことに挑戦するときに有効な色どす。 青を選んだ人は自分の感情を上手にコントロールすることがでける理性的な時どす。 安らいでいて、心身共に疲れておらん状態といえるでしょう。 そやけども理性的になってすぎてしまい、本音を正直に言うことができなかったり、納得いかないことは許せへんことがあるので、ストレスがたまってしまうかもしれません。 黒を選んだ人は、威厳を保ちたい、周りから強く見られたいと思っとる時どす。 内に秘めた弱さは人に見せたくないという気持ちがあるようどす。 白を選んだ人は潔癖性や強い誠実さを求めとる状態で、素直で明るい心の状態のようどす。 そやけども、困難なことに立ち向かおうとせず、自分の思ったことを言いまへん時もあります。 黄色を選んだ人は新しいアイディアを考えたり、交際を広げたりするのにええ時期どす。 そやけども、面倒なことは回避したいという逃避的な面もあります。 緑を選んだ人は何事も平和的に解決でける状態の時であると同時に、心の充足感が欲しい時でもあります。また、体が疲れとる時に緑が気になることがあるので、しんど時は休息をとるようにしましょう。 オレンジを選んだ人は社交的で、強い人間関係を結びたい気持ちが強い時どす。 久しぶりに友人などと連絡を取り、人間関係を取り戻すにはええ時期どすが、おせっかいにならへんように注意しましょう。 紫を選んだ人は、芸術や神秘的なことに惹かれる、感受性が豊かな時どす。 直感も鋭くなっていて、自分の新たな才能を開花でけるかも知れませんが、協調性に欠ける時期でもあるます。 ピンクを選んだ人は、穏やかな気持ちで他人に気配りがでける、生命力と愛情にあふれとる時どす。 その反面で、自分もやさしくしてもろたり、甘えたりしたい欲求が強いようどす。 茶色を選んだ人は、長期的な計画を立てるのにええ時期のようどす。 物事を堅実にとらえられますが、堅実的すぎて地味になったり、孤独になってしまうこともあります。 グレーを選んだ人は、ちびっと神経質になっていて、消極的になっとる時のようどす。 その反面で自分の欲求を抑えて、何事も受け入れられる忍耐力が備わっとる時期やので、我慢しすぎないように心がけましょう。 こみたいに、色彩心理学では色の性質によって色々なことが分かるので、ファッションや部屋の模様替えをするときなどに参考にしてみてはいかがでしょうか。 浅利篤と色彩心理学の関係 浅利篤先生は、色盲矯正教育会会長・日本児童画研究会会長を務めた方どす。 色彩心理学とはかかわりのないように思われるかもしれませんが、浅利先生も発見したある診断法が色彩心理学と深い関係を持っとるのどす。 浅利篤先生は、東京都内の商業高校、旧制の中学校の教諭を務め、全日本科学技術団体連合会、日本出版文化協会、日本美術工芸統制会を経て、一師団一連隊四軍司令部の軍歴があるそうどす。 独立美術展第１回展に入選し、申請美術展や美術文化展の創立委員でもありました。 美術創作の科学的理解を目的にして、作品の心理生理的意味を発見し、色盲矯正法や心理診断法を創案したそうどす。 日本著作権協議会会友でもあり、１９７３年に小岩井小学校を退職、１９９９年に逝去されました。 浅利児童画診断法とは、色彩、構図、形態の三つの標識を駆使して、絵から子どもの性格、家庭環境、心理、健康状態などを理解することを可能にしたものどす。 １９５１年に浅利篤先生によって、子供の絵に表れる紫色で、その子どものけがや病気、けがの身体上の位置や病名まで知ることがでけるという驚くべき事実が発見されたそうどす。 この発見以外でも、「色」を二色、三色などの組み合わせた色彩の生理的、心理的解明にも至って、血液異常時の色の組み合わせ、ガンカラー等、色彩心理学以外では医学的にも興味深い発見も含まれとるそうどす。 また、チューリップや太陽などの「形」が、母親や父親のシンボルであることなども発見されています。 色彩心理学入門 色彩心理学に興味をもつ人が、最近ぎょうさんなってきとるそうどす。 学校に行くほどではおまへんけれど、ちょい詳しく勉強してみたい、入門書が欲しいという方もいらっしゃると思うて。 ほんで、色彩心理学に興味を持つみなの方に、大山正はんの著書「心理学入門」という一冊をご紹介します。 文書の構成は全部で十四章となっています。 色彩の研究は、ニュートンの実験から始まり、今日の色表示体系にたどりつく流れと、ゲーテの観察から始まって、色の主観的な体験の現象学につながる流れとがあり、そこにニュートンとゲーテの両者に欠けとった色覚の生理学の流れが加わっとるそうどす。 更に色には、分化や感情と結びつく複雑なねぎ面もあるそうどす。 この広い範囲に及んでしまう色彩の様々な問題を、主要な人物が貢献したことを紹介もって解説しています。 現在は色彩に対する実用的な知識が要求されとるので、そういったことにも応えてくれる入門書となっとるそうどす。 この本はいっぺん廃刊されたようどすが、復刊したようどす。 ねぎの本屋においておらん場合は、インターネットを利用すると購入しやすいでしょう。 また、知識はいっこもないけれど、本格的に勉強したいという方は、通信教育で勉強してみるのはいかがでしょうか。 本を買うよりは高めになってしまいますが、その分、本を読むだけでは身に付かない知識も得ることがでけるでしょう。 フラワーコーディネーターやネイリスト、アロマテラピスト、美容師、住宅・建設業界、などの業界の方が受講して知識を増やせば、お客様に喜ばれることは間違いおまへん。 それ以外の方でも色彩心理学を勉強すると、自分を知るええきっかけになるかもしれません。 照明で色彩心理学 色彩心理学というのは人の心の働き、つまり精神、意識、情動活動や喜怒哀楽などの感情には、皆はんが考えとるよりもはるかに複雑に、ほんで強く生活に関わってきます。 ほんで色彩心理学は心理だけにとどまらず、生理的、身体的な変化さえも確実にもたらしとるのどす。 あたしたちは色によって生活や心理状態に影響を受けとるのどす。 部屋のインテリアや照明を変えるだけでもかなって影響を及ぼします。 例えば、黄色を照明に使用すると、部屋のインテリアがより美しく際立ちます。それだけにとどまらず、家族団らんの暖かい雰囲気づくりにも役立っとるそうどす。 蛍光灯の青白い照明よりも黄色っぽい電球色の照明の方がゆったりと寛いだ気分を生み出す効果があるので、家族が集まる居間などの照明におすすめどす。 怒っとる時や、焦っとる時などは青系の部屋に入るとそれらのネガティブな感情が軽減されると言われています。 このような結果から、青系の小笑みを浴びると気持ちが落ち着き、冷静になれるでしょう。 また、青は体感温度を下げる効果があるので、夏に涼しさを感じたい場合にはええそうどす。 食欲を抑える効果もある色どすので、ダイエットをしとる方は青系のテーブルや青白い照明を利用すると、食欲が落ちて早う痩せられるかもしれません。 ピンクには短時間で気持ちを穏やかにさせる効果があり、筋肉の緊張を緩めることがでけるので、毎日忙しく、睡眠時間が少ないという方は寝室をピンクで統一してみてはいかがでしょうか。 バーなどで、自分の心理状態が穏やかになったり、相手の印象が変わって見えたことはおまへんか？ 色彩心理学はこみたいに、皆はんの知れへんうちに生活に深くかかわっとるのどす。 色彩心理学者「末永蒼生（すえながたみお）」 末永蒼生はんという方をご存知どすか。この方は有名な色彩心理学者どす。 末永蒼生はんは１９９９年に心理学博士号を取得しておられ、現在は多摩美術大学の非常勤講師や「アート＆セラピー色彩心理協会」の会長をやっとるそうどす。 この他にも、株式会社ハート＆カラーの代表取締役、「世界こどもクレヨン基金」共同代表、日本ホスティック医学協会会員などを務めとるそうどす。 末永蒼生はんは、色彩心理学実践の第一線の場で、色彩によるメンタルケアに取り組んでいらっしゃるそうどす。 １９６０年代から美術活動をしとる傍らで。色彩心理の研究を開始したそうどす。 また、基礎研究のために「子どものアトリエ」を開設して、色彩心理の調査を始めました。 この実践により、自由な色彩表現がメンタルケアに役立つ上に、潜在能力も引き出すことがでけるというのを確認したそうどす。 末永はんは１５年におよぶ実践の結果から「末永ハート＆カラーメソッド」を開発しました。 それらは主宰する講座「色彩学校」や各地の講演活動で伝えとるそうどす。 それに加えて、末永はんは阪神淡路大震災を始めとした災害や、事件等でショックを受けたり、傷ついた子どもたちの心のケアを行っています。 その一方で、高齢者施設に癒しの効果をもたらす色彩デザインを提案したり、色彩心理学を用いてメンタルケアを実践するなど幅広く活動しておられます。 現在は、アートによる心育てをテーマとした「子どものアトリエ・アートランド」の全国的なネットワーク作りに取り組んだり、東京や大阪の他各地で社会人を対象とした「色彩学校」という講座を開講しとるそうどす。 末永はんの著書に『答えは子どもの絵の中に』（講談社）『心を元気にする色彩セラピー』（PHP研究所） 『自分力を高める色彩心理レッスン』（ナツメ社）等、他にもたくはん出版しとるので、いっぺん手に取ってみてはいかがでしょうか。 色彩心理学の色彩の心理 色彩心理学の世界では、色は言葉であると言われ、好きな色や描かれた色などには、その時の心理状態が大きく反映されとるそうどす。 そやけども、色彩心理学はあくまで一般的な見解どすし、青が好きな人と嫌いな人で表現した青では意味が大きく違いますし、青にこめられた意味も人それぞれ違います。 人の心というのは、絵に表れた色を色彩心理学に当てはめ、そのまんま解釈してしまうほど単純なものではおまへん。 色彩の心理は色に表れた心の方向性を表わすもので、気づきやイメージを広げるためのきっかけとして見ることが大切どす。 色に善悪はおまへんので、表現された色彩をそのまんま受け止めることが大切どす。 では、彩度と明度による心理変化を見てみましょう。 彩度とは色の鮮やかさの度合いを表わすものどす。 原色を高彩色として、灰色が混じる量が増えるほど彩度が下がります。 高彩度を用いた時の心理状態は、積極的ではっきりしていて、イメージとしては、若々しさ、自己主張、活気が連想されやすいどす。 さかしまに、低彩度を用いた時の心理状態は、柔らかさや曖昧の心理が働いとる時で、不安というイメージを連想されやすいどす。 明度は色の明るさの度合いを表しています。 原色を中心に白の混じる量が多ければ高明度、黒の混じる量が多ければ低明度となってます。 高明度は外向的な心理を表します。 イメージとしては優しさや幼さ、解放感を連想しやすいそうどす。 低明度は内向的な心理を表します。 イメージとしては成熟や抑制、落ち着きが連想されやすいどす。 このようなことを頭に入れてファッションやインテリアに取り入れると、より充実した人生を送れるかもしれません。 ぜひ色彩心理学を学んで、知識を増やしてみてください。 色彩心理学を使ったファッションの選び方 色彩心理学は、自分に欠けとる部分をその色をインテリアやファッションに用いて解消させたり、好きな色や嫌いな色で性格診断をすることができます。 ここではピンク色を取り上げて、色彩心理学的にどのような効果があるか見てみましょう。 ピンクは、男性にはちびっとインテリアやファッションに取り入れづらいのではおまへんのでしょうか。 そやけども、ローズ系の色やサーモンピンクなら、大人の男性でもファッションに取り入れやすいどすし、よく似合うと思うて。 一方女性は、ピンクを身につけることにあまり抵抗はなく、好意的に感じる色と言われています。 男性管理職の人がカウンセリングで、女性社員とうまくコミュニケーションがとれへんという悩みを打ち明けたさかい、ピンクのものを身につけるように勧めたら、あまりやりとりのなかった女性社員とも会話が弾むようになったという話もあるそうどす。 こみたいに、ネクタイやハンカチなどにピンクを取り入れたり、ワイシャツをピンクにするなどして、上手にコーディネートすれば、女性とうまくコミュニケーションが取れるようになるかもしれません。 女性は、赤ちゃんの時からピンクの物を取り入れられることが多いことでしょう。 そら愛情に満たされたイメージを表現でけるからだと言われています。 女性が大人になってもピンクを身につけるのは、心身ともにいつまでも美しく、若々しくあるためやのでしょう。 洋服はもちろん、小物や下着、靴やバッグなどにも上手にピンクを取り入れてみましょう。 優しげでやわらかな雰囲気のピンクもええどすが、濃いめのピンクを身につけると、色彩心理学上では成熟して洗練された大人の女性をアピールすることがでけるのでええのではおまへんでしょうか。 色彩心理学の類型論と待性論 パーソナリティの研究は、人間を理解するために色々なことを行われてきました。分類方法の代表的なものには待性論と類型論があるそうどす。 待性論は特徴の強弱で個人の全体を捉えることがでける方法で、類型論は特徴となる典型的な要素をあげて、数種類のパターンに分ける方法どす。 待性論はぎょうさんの質問をされ、その人のプロフィールを完成することがでけるY-G性格検査などが周知されとると思うて。 類型論は内向性・外向性を基に８個のタイプに分けたC.Gユングと、性格と体型に一定の関連があることを見出して、その性格特徴と気質で分類したE.クレチマーなどのタイプ論があります。 音楽にもこれと似た原理があるそうで、その人のパーソナリティと同質の色彩を好むことが色彩心理学のテストどすから、両者のどちらかには当てはまると思われていったさかいすが、１つ１つの色について分類することは非常にややこしいことだそうどす。 ドイツのイエンシュによって生み出された類型論は、色の性格がはっきりとしとる赤と青については、分析結果は他の研究とも当てはまりやすいそうどす。 そやけどもその他の色になると、ちょいした個人差で微調整が難しくて特定のパターンに強引に当てはめることになってしまうので、色のイメージを確定させるのはややこしいどす。 人格と色の好みについてアメリカの色彩学者達が説明していますが、一般的な話で、色の好みが参考にされとるだけで、心理療法やカウンセリングに使用されることはないそうどす。 色の性格検査で当てはまる部分はあっても、当たっとる部分があったり、そうでなかったりと占いのようなレベルになってしまうのはその為やのではおまへんでしょうか。 色彩心理学に基づいたピンクの特性 女性ならピンクが好きという女性も多いのではおまへんでしょうか。 ピンクを見るとはしゃぎたくなるような、ウキウキ・ワクワクしそうな幸せな色というイメージがあります。 色彩心理学に基づいて、ピンクにはどのような効果や特性があるのか説明しましょう。 どんな色でも、色彩心理学的にええ面と悪い面の影響を与えるものどすが、ピンクに関して言えば、マイナスの面が少ないというのが特徴のようどす。 例えば赤の場合は、積極的にさせることがでけるというええ面があるのに対し、攻撃的になってしまうという悪い面があります。 青の場合は、冷静沈着になれるというええ面に対し、無機質で冷やかな感じになってしまうという悪い面もあります。 ピンクにはそういう副作用のような効果は少なく、平和主義や幸せを象徴する色とされています。 基本的には、人に幸福感を与えるように作用しとるそうどす。 それと同時に、ピンクは癒しの色、恋愛の色とされていて、恋人同士には最も適した色と言えるでしょう。 恋をすると、ピンクの小物や洋服を身につけたくなるという経験は女性ならあるのではおまへんでしょうか。 また、争いぐちを回避させてくれる効果もあるようで、目標に向かって勢いがつきすぎて、周囲に対する思いやりが欠けてしまっとると感じた時や、相手に対して攻撃的になってしまっとる時にはピンクを取り入れてみましょう。 そうすることで、優しい気持ちで周りを見渡すことがでけるようになるでしょう。 また、ピンクは卵巣ホルモンに働きかけて、ホルモンを分泌させ、脳に刺激を与えるのだそうどす。 健忘症などのみんな言わはるとこのボケ防止にも、脳を刺激するという面では役に立つのではおまへんでしょうか。 ピンクに色づけされた食品を見ると口の中が甘く感じたりするのはその効果が表れとるからだそうどす。 愛情が欲しくなったり、ロマンチックな気分になったりする効果も促します。 ピンクには交感神経を刺激して脳に血液を送るという効果もあるので、疲労の緩和や痛みの軽減、老化予防にも役に立ちます。 色彩心理学を学んで、上手にお部屋のインテリアやファッションに取り入れると、よりええ生活が送れることでしょう。 色彩心理学の大学 最近では、色彩心理学に興味を持つ人もぎょうさんなって、勉強してみたいという人も増えてきました。 インターネットで「色彩心理学」というキーワードで検索すると、カラーコーディネート、発達心理学など、色々な分野のサイトが出てきます。 色彩心理学はそのサイトの一部に記述されとることが多いようどす。 サイトの大多数は色の調査結果、どんな色があんたに似合うのかという診断、生物学などを含んだ色彩学の基礎理論が中心で、学問としての心理学とは違っとることが多いそうどす。 そやけども、色彩が心に影響するといっても、その経緯はむちゃ複雑で、象徴性もイメージも固定しずらく、色彩心理学上でも実証するのがややこしいのどす。 また、大学のカリキュラムには発達心理学はありますが、色彩心理学は同等な位置づけとしてはおまへん。 そやけども、色彩心理学の専門学校はいくつかあります。 今の段階で、色彩心理学を学びたいという人は、大学よりも専門学校の方が詳しく学ぶことがでけるでしょう。 それに、色彩心理学の資格を日本色彩心理学研究所というトコで作ったそうどすし、認知に向って動き出しとるのは確かでしょう。 人の心と関係を探る新しい分野が登場しとるので、今後、色彩心理学が確立される可能性は十分あると考えられます。 そやけども、本格的な研究が始まってから十数年しか経過しておらんので、認知されるまでには長い年月が必要でしょう。 いつか色彩心理学が認知されて、大学でも専門学校でも、ぎょうさんの人が学びやすい環境になることを祈るあほりどす。 色彩心理学を利用して癒しの寝室を みなはんは普段、色について意識して生活していますか。 色はあたしたちの生活の中に自然に溶け込んでいるので、ただそこに存在しとるだけみたいに思えますが、実際はあたしたちにメッセージを送っとるのどす。 あたしたちは色を上手に使うことで癒されたり、色を見てその人物の個性を知ったり、元気をもろたりします。 色の暖色・寒色を利用して、居心地のええ部屋を作りましょう。 例えば寝室は、ほとんどの人が毎日使用しとると思うて。 ほんで、寝室は安眠をもたらし、１日の疲れを癒してくれる色がええでしょう。 青は色彩心理学の世界では血圧を低下させ、神経を沈静させる色と言われていますので寝室にはええと思うて。 青色のソフトで静かなイメージは、あんたを眠りの世界に誘い込んでくれることでしょう。 青いタオルを目に当てて目をつぶるだけで、不眠症の方もかなって効果的に眠ることがでけるそうどす。 そやけども、青は体温も下げてしまうので、冷え性の人にはお勧めでけへんそうどす。 冷え性の人はベージュ系の色が暖かみがあってええでしょう。 色彩心理学上、神経を興奮させてしまう赤色は寝室には不向きな色と言えるでしょう。 寝室はリラックスでける空間作りが何より大事どすので、照明も明るすぎないものを選びましょう。 また、香りも心地ええ眠りへ導くためには大切な要素どす。 天気のええ日は布団を干すとお日様の匂いがしてむちゃ気持ちええどすよな。 洗いたてのシーツの香りも幸せな気分にさせてくれます。 また、ラベンダーの香りを数滴シーツにたらしてあげると、よりリラックスでけると思うて。 色彩心理学と上手に付き合い、色と香りの効果で心地のええ眠りを楽しみましょう。 色彩心理学を利用してお部屋のインテリア作り むちゃ不思議な力が色にはあると感じたことがありますか。色彩心理学を利用して、生活に役立つ色の使い方や色についての知識をみていきましょう。 赤系の色は暖色と呼ばれ、暖かみがあります。実際に暖かくなるのではおまへんが、その色を見るとほんまに暖かいと感じてしまうのどすから不思議どす。 ちなみに紫や緑では温度差をあまり感じないそうどす。青系の色は寒色と呼ばれ、寒く感じます。 この暖色・寒色を利用して、より居心地のええ部屋作りをしましょう。 例えば、リビングルームはお客様を一番よく通す場所どす。また、家族が団らんする場所でもあります。 リビングルームはみんながホッとすることがでける場所にしたいものどす。 この部屋は、暖かみのある暖色系を使うのがええでしょう。ベージュ系やオフホワイトを使用するのもええでしょう。 そやけども、明るい方がええからと言うても、真っ白な壁は控えた方がええと思うて。なんでなら白は光を反射させる色やので、たくはん使うと目が疲れてしまうからどす。 また、照明は蛍光灯ではおまへんといけへんということではおまへんが、あまり部屋が暗いと目が悪くなる可能性が高くなってますので、リビングにテレビを置く場合は注意してください。 リビングに関しては、この二点を守れば、快適な部屋になるでしょう。 また、カーテンやソファーはパステルトーンの暖色系にすれば、会話も弾む明るい空間となってますし、開放された気分になると思うて。 マイナスイオンが出る植物を置くだけでもリラックス効果があり、安らぎの空間になるでしょう。 クッションの色をリビングの色と対照のものを選ぶと、部屋の雰囲気も引き締まりますので、いっぺん試してみてはいかがでしょうか。 色彩心理学を使うと、その時の気分で部屋の雰囲気を変えることがでけるのはええと思うて。 色彩心理学を上手に使い、居心地のええ部屋作りを心がけましょう。
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