| KENNKOU〜きれいなお姉さん ＞ |
音楽療法〜KENNKOU〜きれいなお姉さん |
あんたの好きな音楽は何どすか？ その音楽を聴いてどんな気分になってますか？ 楽しい気持ちになったりスッキリした気持ちになった事は誰にでもあると思うて。 その気持ちの通り音楽には不思議な気持ちが秘められています。 この力を最大限に利用して心身共に健康に導いてくれる事を音楽療法と言います。 また、音楽を聴くだけでなく、楽器を弾いてみたり、歌を歌ってみたりする事も音楽療法に含まれます。 音楽療法は最近いろいろな医療現場で取り入られており、えらい注目されとる治療法の１つどす。 どすが、音楽が癒しに使われた歴史はかなって古く、３０００年前のユダヤ王サウルのうつ病をダビデという羊飼いの若者がハーブの調べで治した事は、現代でも語り継がれています。 古代ギリシャのアリストテレスは、音楽には身体に溜まった悩みやもやもやを吐き出してスッキリさせる効果がありそれをカタルシス効果と呼ばれています。 また中世時代は、キリスト教がいろいろな面で強く支配されとった時代と言われており病気に対する考え方も同様どした。それがルネッサンス期に移ると画家達による解剖図といった美術と医療ほんで坐骨神経痛の患者の患部の上でフルートを演奏し治癒したなど音楽の総合的な活動が注目されていきました。 ほんで近代、音楽療法の主役はアメリカへと移り当時の大統領のジョージワシントンも音楽療法に興味を示し軍隊などにも使われ始め、現代では医療において軍隊だけでなく、精神疾患をもつ患者のレクリエーションとして、楽器を演奏や発声訓練をしたりするなど、うつ病・精神不安定な状態の患者の治療に積極的に取り入れられています。 また、最近では重度心身障害児の精神発達のための治療方法としても取り入れられとるなど補助的療法だと言われる程、注目されています。 日本でも、音楽療法は心と身体を健康に導くという研究が２０世紀に入ってから進み、現在では全音連認定の音楽療法士が沢山誕生しとる程注目されとる治療となってました。 音楽療法講座 皆はんは、音楽によって心が安らいでみたり、何気なく頭の中にメロディーがでてきたり、カラオケでスッキリしたりする記憶はおまへんか。 あたし達人間には、音楽は必要不可欠な物で無意識に暮らしの中に取り入れていますが、ほんまは自分自身がいかに音楽に助けられてきたのかを知っとるからだと思われます。 この音楽の持つ力を利用して心身のバランスを取り戻すのが音楽療法どす。 音楽療法は、専門的に学ぶのではなく音楽を楽しみもって体験する療法どす。 例えばあんたの現在の状況に合った曲を聴いてみたり、ピアノや普段使っとる楽器などで演奏をしたり、リズムに乗って身体を動かしてみたりするなどあんたの好きなやり方で音楽を楽しみもってあんたを心身共に元気にしていくのどす。 その効果は言語障害なでど言葉で表現でけへん人には音楽を共感したり、一緒に歌って演奏したりする事でコミニュケーションの糸口がつかめ、相手の心の状態や社会性を気付くと言われており、現に「あー」などの単語しか喋れなかったダウン症の男の子が、楽器を使いその音で擬音などを、表しとるうちに発言やうたを歌うようになったという事もあったそうどす。 他にも皆はんもけいけんがあると思うリラクゼーションの手段としてやエネルギーの発散とコントロール・アイデンティティの統合・残存機能の維持 などにも効果があるといわれています。 最近では、効果別に音楽療法のＣＤが発売されたり、医療の現場でもどんどん使われ音楽療法に興味を持った人が増えてきました。 皆はんも１度体験してみてはいかがどすか。 オルゴール音楽療法 認知症とは、記憶、見当識、理解、計算、学習能力、言語、認識など脳の障害のため、知的機能が慢性進行性に低下しそれによって生活上の機能低下をきたす状態で、行動異常や精神変調を伴うことがあります。 認知症は初期は家族には気付かれず、本人が思い出せへんとゆう歯がゆい思いをし、家族がおかしいと感じた頃には本人は家族が気付いとる事を知らななんぼい進行しとると言われています。 ほんで本人が一時的にに正常な状態に戻ったとき、家族にきずつないなと思うてが、次の瞬間にはまた判らなくなってしまうのどす。 ほんで今まではこういった認知症は改善でけへんと言われていました。 そやけども認知症にも音楽療法は効果的だと言われています。 ９０歳の男性が認知症の障害が進み不眠症で睡眠薬が投与され、便秘の下剤を飲むほどになってしもたそうどす。 その時に１日２時間から４時間のオルゴール音楽療法を始めた所、身体中の温かくなる事から始まり、一ヵ月後睡眠薬が要らなくなって、その後便秘も見事に解消したそうどす。 また、痴呆症の主な症状といえるボケの症状も薄れていき、頭がはっきりしまし、それだけではなく、ややこしい熟語やおつりなどの計算、昔会っとった友人を思い出したり、１人で散歩からも帰って来るなど家族が驚くほどの変化があったそうどす。 こみたいに通常では治療では、考えられへん事どすが認知症だけではなく、アルツハイマー病も大きく改善されたと言われています。 もし、認知症で悩んでいる方がいらっしゃったら、オルゴール療法を試してみるのもええかもしれませんな。 モーツァルト音楽療法 モーツアルトは、天才作曲家として語り継がれており「シンフォニー（交響曲）」や「コンチェルト（協奏曲）」などぎょうさんのクラッシックを作曲した、誰もが知っとる通り偉大な音楽家どすな。 モーツアルトは会話をしもって頭の中で作曲完了した物を譜面に書いとったそうどす。 基本的には言語・会話は左脳で処理され、音楽などは、基本的には右脳で処理されとると言われていてややこしい事ではおまへんように思ってしまいますが、実際にやってみると結構えらいどすな。 モーツアルトは、右脳を使う天才やったさかいはいでしょうか。 ほんで最近はモーツアルト音楽療法がえらい健康などにええと人気が出ています。 モーツアルトの音楽は、実際に脳を刺激し、自律神経を活性化させるようどす。どうしてそういった効果が現れるのでしょう。 一般に人の健康を支えとる生体機能には、刺激を与える高周波を豊富に含んでいて、高周波音はせき髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激して、その結果健康を支えとる生体機能にええ影響を及ぼすと言われています。 ほんでいろいろあるクラッシックの中でもモーツアルトの音楽は３５００ヘルツ以上の高周波を豊富に含んでいると言われています。 また植物でもモーツアルトの曲は効果があると言われており、例えばトマトにモーツアルトの音楽を聞かせるとトマトの発育が早う、甘くなる効果がありました。 通常の糖度は4.8％やったのが音楽を聞かせる事によって２倍以上の9.3％にアップしたといわれています。 これは、トマトが元気に育つとエネルギーが豊富になって、糖度が高くなったと考えられています。 最近では痴呆症や高血圧などそれぞれの病気の効果にあったモーツアルトの音楽療法のＣＤを発売しており、音楽療法の決定版と言われています。 音楽療法の活用 皆はんが何気に耳にしたり聴いたりしとる音楽。 音楽を聴いてあんたは、楽しい気持ちになったり、癒されたりしませんか？ 音楽には皆はんが想像する以上にいかいな力があると言われています。 音楽の力には、生理的・心理的・社会的に影響すると言われています。 生理的には身体的に変化をもたらし、心理的には感情と記憶を刺激し、社会的には人との交流のきっかけを作ってくれます。 活用法は皆はんがいつもやっとる通り音楽を聴いたり、歌う、楽器を鳴らしたりする、ほんでリズムに乗って動いたり、作曲も効果的とされています。この音楽を聴く事を受動的音楽療法、歌ったり、楽器、動く、作曲などを能動的音楽療法と言われています。 基本的体験は、受動的音楽療法は痴呆症・ダウン症といったすべての障害のタイプの利用者に応用する事ができ、能動的音楽療法にも楽器習得は自己規律､自己能力への信頼・人の内的な状態が忠実に出たりする事が体験する事が出来ると考えられています。 そないならどういった効果が期待出来るのでしょうか。 例えばアー、ガーという声しか発していなかった１１歳のダウン症の男の子に約二年間にわたって、３０分の個人セッションとクワイヤーホーンという楽器を鳴らすことでその音で擬音で表すうちに、発音や言葉だけではなく歌詞つきの歌も歌えるようになって、太鼓を鳴らしもって歌う事が出来るまでになってぎょうさんの人を驚かせました。 また６０歳代半の男性が脳梗塞により四肢麻痺なって、意思疎通はアイコンタクトのみになってしまいました。 何や楽しめる事はないかと考え、かって彼が好きやった曲をキーボードで弾きはじめレパートリーを広げるうちに好みの歌手の時には真剣な表情を示したりフィンガーシンバルで音が出ると本人が喜ぶといった表情を見てもわかる程の変化を示しました。 こみたいに音楽療法は実に効果がある療法と言え、現在では序所にどすが日本の医療現場でも使われてくるようになってました。 音楽療法士の求人募集 音楽療法士はまだ国家資格ではおまへんので、まだ求人募集は少ないと言うてええでしょう。 最近では音楽療法士の認知度が上がっとるのは確かどすが派遣や非常勤としての採用が殆どといえ正社員や常勤の勤務の求人はまだ少ないと思ってええでしょう。 求人先は、主に、老人保健施設などの高齢者施設や精神科病院、養護学校、一般病院のリハビリテーションセンター小学校、中学校の養護学級などが主で、音楽療法士の学校などに入学すると介護施設などの勉強なども音楽療法士と一緒に学ぶ事が出来、資格も一緒に取得出来る学校もぎょうさんあります。 収入はボランティアの求人募集などがぎょうさん音楽療法士として稼ぐと言うことは現在はあまり期待でけへんどすが、非常勤や派遣として福祉施設でセッションを行うと、１回１５００円から１万円ほどの報酬になるといわれています・日本では、福祉の現場が多いどすが、アメリカ・ドイツなどの音楽療法の先進国では有効な治療手段と認められ、色々な場で活躍が期待されています。 そやけども、すでに音楽療法を利用しとる病院もあるほど音楽療法は世界各国で関心と理解が広まっとる療法どす。 ほんでまた現代は、ヒーリングミュージックがむちゃ注目を浴びるほど、ストレスや過労死などが問題になっとる時代やので、福祉の現場だけでなく一般の企業などからも音楽療法士を要請が期待でけるでしょう。 音楽療法士になってたいと思っとる人は、最初はボランティアなどで頑張り活躍する時のために経験を積んでおくのもええかもしれませんな。 高齢者の音楽療法 高齢化に伴って、介護保険制度が始まり、それと同時に高齢者福祉の現場などでは質の高いサービスの提供が求められてきています。 最近では、高齢者施設などなど医療現場では音楽療法が急速に広まっています。最近では、研究により音楽療法は治療のの一助になる事がわかり、介護やケアの１つとして生活の質の向上に役立つなどが理由と思われます。 音楽療法の間口はむちゃ広く内容は多岐に渡ると言われています。 主に音楽を聴くという受動的な場合と、歌ったり楽器を演奏する能動的な場合に分かれます。 受動的な場合は、単調な毎日になってがちの施設の入居者に一日の生活リズムに応じて音楽を聴かせてみるとそのＢＧＭなどにより気分転換や情緒が安定すると言われており、夢や希望を抱かせるのにも効果的どす。 また能動的な場合は歌を歌う事自体が、呼吸運動などを円滑にし心肺機能を高め、歌唱や曲にかかわる会話により、物の名前や、曜日、日時、季節感などの現実見当意識を取り戻せます。 高齢者施設での音楽療法は、広めの部屋に入居者が集まりセッションをします。 通常４０分から６０分程度で音楽療法が挨拶しもってイントロへ入り効果音で五感を刺激します。これで入居者の反応や調子を把握する事が出来ると考えられています。 その後にストレッチや運動もあわせ、入居者がなじみの歌を歌ったりし、最後には楽しく過ごした時間に感謝して再会を約束し終了になってます。 それを何回か繰り返す事が高齢者を元気にしてくれる秘訣になってますな。 日本音楽療法学会が開催 音楽療法は、「音楽のもつ生理的・心理的・社会的働きを用いて、心身の障害の回復や機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向け、音楽を意図的、計画的に使用すること」の事をあらわしています。 日本音楽療法学会は２００１年度に発足され、現在ぎょうさんの音楽療法の学会などを開催していて色々な人たちに支持されとる団体と言えます。 学会で開催されとる内容は医学界、高齢者施設での音楽や高齢者と音楽などがります。 医学界、高齢者施設での音楽は、現在医学界で、高齢者施設においた音楽療法がいかいなうねりとなっています。 また学会でも音楽療法士の国家資格化についての協議が進められており音楽療法関係者が大会で学んだ音楽の技術的ねぎ面や医学の精心理的ねぎ面、ほんで親善美を追求する芸術的ねぎ面が今後の音楽療法の展開に大きく寄与されることが考えられる事から今学会は非常に重要なものといえます。 高齢者の音楽療法には、セラピー、レクリエーション、アクティビィかを明確に決めていく事が必要と考えられています。脳血管障害に伴った治療には、失語症と室音楽症などの、聴く、話す、読む、書くなどの障害の詳細や、メロディが弁別出来ないなどの受容的障害、言語などのリハビリテーションに対する音楽の補助的の使用について、運動や表現能力の障害などについての事が公演で話されたそうどす。 こみたいに日本音楽療法の学会は、沢山の分野から音楽療法の事が話されており日本国内の日本音楽療法学会の重要な公演とされています。また全国各地の音楽療法の様子もわかり、いろいろな人から情報を得ることも出来ますな。 音楽療法の効果 音楽療法はいろいろな効果があると言われていますが、実際どのような患者にどういった効果があったのか岐阜県音楽療法士（略称GMT）の報告からいくつか見てみましょう。 事故の後遺症の身体障害者の男性は、ギターを使ったセッションで、爪を弾く指に力が出てくるとゆう効果があったそうどす。 他にも鼻と口の両方から漏れとった息がホイッスルでリズムを刻む練習をすることでコントロールされ言葉が明瞭化するなど、いつも怒りっぽい人が活動中とその後は穏やかになったり、あらゆる事を拒否しとった人が、音楽で揺らされることを好み、その後人と手をつなぐなどの効果も出ています。 活動の様子から研究すると、療法の対象者の性格や人との関係のとり方がわかってきました。 また、人の生き方に様々ないきさつと環境にも原因があると考えられています。 自分には出来ないと決めとった楽器演奏に対して、音が出て喜ぶと同時に、また叩いてみたいという意欲が出てきたり、音楽は嫌いと言うとった人がボンゴの音に「おー」という歓声をあげ、ほんで引き続き、謡の一節を朗々と歌いだす。 人前で歌を歌い、拍手を受けたといったまんざら悪くない体験は、交流を促していくときにえらいいかいな精神的支えとなったと継続的な活動から考えられています。 目立たなく大人しい児童が、音楽の活動をしてみると、母親を始め周囲が驚く様々な能力があることがわかり、その子に対する療育の姿勢が変わっていったそうどす。 家庭ではたくはんの音楽や絵本に囲まれた中で育った精神発達障害児は、本人の意思を表す表現は少なかったが、好みの音楽や楽器を利用した活動の中で、本人から周りの人へのサインが増えると言うてええでしょう。 音楽があると、障害児と母親のスキンシップに積極性が増すと言えるのではおまへんでしょうか。 音楽療法に適した楽器 音楽療法に適した楽器なんてあるのどすか？適した楽器とは言うてもカスタネット、ピアノ、パーカッション、タンバリン、マラカスといった日常普通に使用しとる楽器や、バケツ、しゃもじなども日用品を利用したり、手作りの音の出る道具でまるっきし構へんのどす。 ただ「音楽」を中心にしたアプローチやので、きれいな音色の楽器を使用すると一層心に響くと考えられています。 相手が「なんやろう」と興味を覚えるような楽器を仕掛けるのもええと言われていますよ。 さらに、障害を持った方や高齢者などのトレーニングに使用する際は、楽器を扱いやすい工夫をすることも必要どす。 例えばハンディカスタ、ハンディマラカス、ハンディウッドなどは、持ち手の所に籐が巻いてあり、滑りにくいかつ握り易くして、演奏が簡単な構造になっています。 他にも振ることで、その振動が直接指や手に感じられ、聴覚にも関係ない為、聴覚に自信のない場合も充分楽しむことが出来ます。 ハンディカスタはフラメンコっぽいリズムが出せて好評どすし、ツリーチャイムバーが吊り下げられとるもので、美しい音色の楽器やので触れるだけで音が鳴らす事が可能やので、身体機能的に重い方でも、ちびっとの動きで操作することが可能どす。 楽器によって残響に差もありますので、対象者を想定しもって実際に音を鳴らしてみて選ぶ事も大切どすう。 楽曲の中では、効果音として使うことが多いどすよ。 他にもグリッサンドは、演奏により、たとえば半ねぎ空間無視の障害などを持つ方などに対象者の左右の意識の巾を広げることにつながると言われています。傾けると波の音がするオーシャンドラムは、小豆をもろ蓋の上にのせて傾けるとする音に似ていて、夏の海の思い出を回想するにはピッタリの楽器どす。 傾け方によって歌のイメージに合った波の音が表現でき、腕の操作のトレーニングにもなってます。 持ちにくい場合は取ってをつけて持ち易く注文出来る所もあります。 こみたいに対象者に合った楽器を使用するのもええかもしれませんな。 音楽療法士ってなに？ 音楽療法とは音楽の持っとる生理的、心理的、社会的働きを用いる事で心身の障害の回復や機能の維持改善、他にも生活の質の向上、行動の変容などに向け、音楽を意図的、計画的に使用する事を意味し、ただ単にBGMとして流すのではなく、認知症（痴呆症）高齢者、精神障害者、交通事故などによる脳障害後遺症を持つ患者、脳性まひや小児まひ、自閉症児・者に対して音楽を介してコミュニケーションを図っていくのを職業としています。 交通事故などによった脳障害などで、脳が機能しとるかどうかも不明で、コミュニケーションもまるっきしでけへん状態の患者に対して、演奏を聴かせる、歌を歌って聞かせるといった音楽療法を利用してコミニュケーションを計る。 こうした音楽を用いたリハビリテーションなどセラピーを担うのが、音楽療法士どす。 資格などは、日本音楽療法学会が独自の認定規則により、書類審査と面接試験の二つの試験によって審査を行って認定しとる民間の資格どす。 他にも、音楽療法士養成コースを持つ認定校を卒業すれば、認定音楽療法士補、認定試験合格後から３年間、音楽療法活動の臨床経験を積むと、学会の審査を経て正式に音楽療法士と認定される方法もあります。 平成22（2010）年度から、新しい審査体制に変わるそうどす。 現在は、「音楽療法士補」を取得しなくても受験出来るが、平成23（2011）年度以降からは、必ず音楽療法士補の資格を取得しておらんと審査申請ができなくなる予定になっています。 資格は５年にいっぺん、更新する必要がありますが、音楽療法士の資格は、日本音楽療法学会だけでなく、 大学や専門学校にも卒業をすると、音楽療法士を認定しとるトコや、岐阜県、兵庫県などみたいに地域限定で認定しとるトコもいくつかあります。 職場は、精神科病院や一般病院のリハビリテーションセンターを始めとする養護学校、小学校、中学校の養護学級などの学校関係や、老人保健施設などの高齢者施設などでも活躍しています。 そやけども、音楽療法士の認定が出来てからあまり年月はたっておらず、資格の認知度や、音楽療法自体の成果についての認知度もまだ低いため、国家資格ではおまへん。 その為、現在は資格認定を貰ってもボランティアが主な活動で就職は今の所ややこしいと言われています。 でも音楽という皆はんの身近でなじみやすい素材を用いてセラピーやリハビリなどを行っとる音楽療法は、その成果がぎょうさんの人に正当に評価されるようになれば、急速に普及するでしょうな。 音楽療法活動 東北大学院では音楽音響医学文野と各種診療の合同計画として音楽療法を実践しとるそうどす。 東北大学院は音楽療法の大学院生である音楽療法士が行い、病棟では各診療科担当医の監督下で、外来では音楽療法室において市江室長が同席してセッションを行っています。 音楽療法士は、医療の場で音楽療法を実践でける能力があると認められた者しか担当は任されておりません。 その為に治療効果を目的とした音楽療法にボランティアとしての関与は考えられへんとゆう意見から音楽療法士には研究費より手当が支給される事になっています。 音楽療法は現在はまだ、診療報酬の対象外やので自由診療（保険外診療）として実施されています。 そやけども、入院患者に対する音楽療法は、料金を請求しておらんそうどす。 なんでなら患者は、基本的に保険診療で入院しとるので混合診療禁止という保険診療と自由診療を同日同一の医療機関で行ってはいけへん規則の為どす。 ほんで東北学院大学では主診療科担当医の紹介が必要で、ぎょうさんの診療科の患者が音楽療法を受診出来るように、音楽療法室を中央診療部に準じて運営しています。 現在、東北大学院で音楽療法を受診する事が出来るのは小児科外来と緩和医療科・心療内科・肢体不自由リハビリテーション科病棟だけどすが、他の診療科の患者も希望したい場合は担当医に相談すると音楽療法を実施する事が出来る場合もあります。 皆はんも興味がある場合は、１度受診してみてくださいな。 音楽療法士 音楽療法を学びたい方は最近では年々増えてきています。 音楽療法士の資格を取るための学校も増えていますがどのようなカリュキュラムがあるのでしょうか。 沢山の学校がありますが、殆どの学校では音楽療法士の資格の他にホームヘルパーの資格も取れる所が多いようどす。 他にも学校によって取れる資格もちゃうそうどすがどのようなスケジュールがあるか紹介しましょう。 音楽療法資格取得のスケジュールは主に２年制の学校が多いようどす。 １年生のカリュキュラムは音楽心理学や音楽教育学・ギター ・音楽療法概論・音楽療法基礎2,3・児童音楽療法1・児童音楽療法2・児童音楽療法3・などと児童に関わる音楽や精神科音楽療法1・精神科音楽療法2・高齢者音楽療法・老年医学・歌唱伴奏法2・精神医学・心身医学・発達心理学1など高齢者や障害者に関わる音楽や音楽療法に必要な心理学、発達心理学2など、他にも多くのことを学ぶ事が出来ます。 １年の時は、心理学や音楽心理の事を学ぶ事が多いようです。 ２年生では、日本歌謡史・応用民族音楽学・三味線・器楽2・即興演奏2・民踊・ロールプレイング・集団音楽療法・集団力動・臨床実習・インターンシップ・リハビリ学・精神科障害学・臨床心理学2・社会福祉概論・児童障害学・スピリチュアル・ケアなど介護と音楽療法のまとめのような勉強をします。 他にも通信講座などいろいろありますので、勉強したい方はいろいろ調べてから学校を選ぶとええと思うてよ。 音楽療法Q&A 音楽療法という言葉を聞いた事ありますか？ 人間には常に音楽が回りにあり、勇気づけられたり、癒されたりする事がよくあります。 音楽療法はこの作用を積極的に利用し、身体に生じる様々な疾病の治療や障害の改善に役立てる事に効果があると言われています。 効果は一般の病気に多い風邪を改善するしたり、病気が治るなどの即効性の効果があるとは言えませんが、障害を抱えた人に音楽療法で障害を改善や回復・生活の質を向上させる効果があるそうどす。 また、音楽療法はリラクゼーション効果を狙ったヒーリングミュージックやレクレーションとは違い、それぞれの患者のその時に必要な音楽を提供し音楽によるコミニュケーションを図る事も出来るのどす。 ほんで、その場限りの効果のレクリエーションとも違い治療経過を踏まえて、治療目標が設定されとるので継続的に行われます。 そないなら、音楽療法はどんな人にええ効果があるのでしょうか。 健常者に効果があるのは良く言われていますが痴呆やアルツハイマーを含む高齢者や自閉症やADHD・ダウン症などの発達障害、統合失調症や神経症などの神経障害他にも、言語障害や肢体不自由などの機能障害などまで幅広い層の症状に効果があるといわれています。 もちろん音楽経験が有るか無いかなんて構おりません。 よって音楽療法は病院の中での代替医療としていかいな可能性を持ち、高齢者施設や児童福祉施設などだけではなく医療の現場において様々な疾病のリハビリテーションや終末期医療の中で心のケアなどにも期待されています。 音楽療法 皆はんは、音楽が好きどすか？ 人は、何やしら音楽と触れ合っとると言えます。 例えばドラマやテレビのCM、街などでお店に入ると音楽が流れていますよな。 また、この歌を聴くと悲しくなる、嬉しくなると思う事も多いどすし、ギターを弾いとると楽しいなど気分によって、今の自分の気分に合った音楽を聞いたり、弾いたりする人も少なくないと思うて。 音楽は、波動がリズムとメロディーで出来上がっており、脳波やα波なども波動になってます。 音楽療法とは、その波動を合わせると変化し、気分によって変わる波形を脳波のパターンを用いて病気や治療を予防する事が出来ると言われています。 その効果をいくつか紹介しましょう。 左右から入る直接の音波ではなく、その差異であるバイノーラル効果音をキャッチする事をパイノーラル効果と言います。 右脳と左脳が互いに連携する必要があり、左右で協力しバイノーラル効果音に集中する過程で脳が活性化すると言われています。 また、２年間の臨床実験において８０％の人が癒しを感じると応えとる効果があります。 それをサブリミナル効果と言い、耳に聞こえへんナレーションを音楽の中に取り入れ潜在意識を活性化し自分自身が望んでいる状態を作ると言われています。 こみたいに、音楽から得る安らぎや癒しなどの力はむちゃおっきいといえるでしょう。 皆はんがもししんどと感じ癒しを求めたい時は、自分にとって安らぐ音楽を聞きしんど心を癒してあげる事も必要どすな。 音楽療法の歴史 音楽療法は、音楽を聴く受容的音楽療法と、演奏などの活動的音楽療法の二種類に分けられており、その時の生理的・社会的・心理的な効果を利用して、心身の健康の回復や向上をはかる医療行為に役立っています。 音楽量法は、あたし達が産まれるずっと前の原始宗教、自然崇拝などの宗教の誕生とほぼ同じ時期に誕生し、儀式や呪術に用いられており、音楽療法を用いて精神を鼓舞、他にも一種のトランス状態を引き起こしたりしていました。 また、ユダヤやキリスト教の賛歌にも音楽は、用いられておりこれにより宗教の信仰を深め、またスピリチュアルな豊かさを現在にも引き継がています。 他にもこの時代に、サウルのうつ病をダビデが竪琴で治したといった治療効果も古くから知られています。 また、有名な第二次世界大戦の最中にも米国の野戦病院では音楽療法を利用したと言われています。 その効果も大いにあったようで、音楽を流したり、演奏したりした野戦病院では兵士の治癒が早まったと米国を中心とし、治療効果が立証されました。 そういった歴史を経て現在では、高齢者や引きこもりのケアの現場など各地において活発に利用されています。 他にも岐阜県音楽療法研究所を初めとする音楽療法の研修、研究機関を設ける大学や自治体も増えてきています。 また、現在では、日本音楽療法学会認定の音楽療法士という資格もが主流になっていますが、他にも、公的機関の認定どすが奈良市や岐阜県･兵庫県などが、その土地県認定の音楽療法士の資格などもあるそうどす。 音楽療法と心理学 音楽療法は、音楽の生体に対する生理的作用の研究に引き続き、心理的作用の研究も同時に行われてきました。 そやけども、生理学的な見地から音楽に対する情緒反応を予測したり一般化することはまだややこしいと言えまた、心理学的なものさしで得られた結果などは、理論的な基盤が弱く厳密さと一貫性が十分ではおまへんと考えられています。 定音楽鎮静的音楽とリラックスを目的として、被験者によって選択された好みの音楽を短時間聴取してみると、活気以外の各因子で明らかに一時的な情動変化がみられました。 その変化は、ジャンルやテンポが様々どしたにもかかわらず、比較的一貫しており、その変化は不安を和らげ・抑うつ作用や他にも敵意を鎮め・疲労を軽減させ混乱を少なくするなどの効果がありまた、好みの音楽の場合に限り活気を増すなどの作用も見られました。 従来から、音楽には人間をホメオスタシスに向かわせる効果とリラクセーションに導く効果があると考えられており、この結果は、音楽の聴取が個人に自覚可能な情動面での変化をもたらし、また感情のレベルが高すぎる人は低下させ、さかしまに感情レベルが低すぎる人には上昇させるように働くと考えられています。 ほんで、今度は健康な学生に６種類の音楽を聞かせてみると、緊張、抑うつ、怒りの尺度がダンス音楽が持っとる強い陽性効果などが報告されています。 持病を有する対象者に対する報告もあり、精神科入院患者に音楽療法を行い、半年の経過を評価した結果、統計学的に混乱の尺度の減弱が認められて、思考力や集中力の改善や癌患者に10週間、能動的音楽と受動的音楽セッションを行って評価したトコ、どちらも気分の改善が認められ、２種類のセッション間には差異はなかったといわれています。 他にも脳卒中後遺症などの神経系の患者で音楽療法の前後で適用すると、不安、活気、敵意の尺度の改善がみられとると報告があります。 音楽療法は音楽を楽しむ事 フリースクールを開講した当時から、「音楽」を活動の１つに組み込む事にしました。 高校時代からロックバンドを 組んでいたわしは、音楽の与える歓びや生きる力、音楽療法的な効果も実感しとったからや。 スクールで最初の「音楽」の時間は、講師は友達のドラマーが担当どした。 様子は自由参加ではあったが、ドラムをやりたいと参加した子たち皆の顔が緊張でこわばっていました。 皆はんは自分が学生時代に受けてきた音楽の授業での緊張感を思い出はおまへんか。 緊張してしまうと先生が何度も「音楽は音を楽しむこと。」なんて言うても、何ひとつ楽しくないのや。 ほしてパーカッションの講師と相談し、翌週からはドラムの個人レッスン希望者だけの参加としました。 参加者は更に減りましたが、時が経つにつれて変化が起こってきました。 ドラムを習いたい子だけではなく、スクール主催のイベントで演奏に参加したいと希望する子も増えてきたのや。 もともとスクールのスタッフや講師だけがバンド演奏をしていましたが、一人が参加すると、その楽しそうな様子を見て一人また一人と、参加者が増え、ドラム以外にもさまざまなパートが増えていきました。 現在では約20人ものスクール生がバンド活動をしとるそうどす。 不登校生や精神疾患や障がいなどそれぞれに傷を抱えた子達が伸び伸びと音楽を楽しみ、百人以上の人たちの前で堂々と演奏するようにまでなるのそやし、音楽の力はすごいやっぱり凄いどすな。 音楽は、演奏する人の性格や障がい、精神疾患などあらゆる特質を反映し、そういう意味でも音楽は面白く、最近では、音楽療法が学問的に研究されたりもしていますが、そういう時に忘れてはいけへん事は、治療の手段である前に、音楽は楽しむためのものであるというこっちゃ。 これは教育現場における音楽のあり方にも言え、音を楽しむと言う大切な事を忘れんといたら、音楽療法も益々発展しますな。 音楽療法への取り組み 兵庫県では、十数年前の阪神・淡路大震災や最近はぎょうさんなった青少年の命に関わる事件の経験と教訓などから、人間一人一人が人間らしう生き、いのちの尊厳と生きる喜びを実感し、それと同時に心身を癒すことがでけるよう、保健・医療・福祉分野だけでなく、宗教や哲学、文化など、ぎょうさんの分野を統合し融合したアプローチで「ヒューマンケア」の理念に基づく施策を展開しています。 兵庫県音楽療法士の養成ほんで認定は、音楽療法の実践に係る専門的知識・技能と適性を有する者にった、対象者へのアプローチを通じヒューマンケアの実践を目的として、平成１１年度から開始しています。 また、平成９年には、音楽療法士の養成・認定に関した検討を開始し、平成１１年の８月に音楽療法講座の２０時間の「基礎講座」を、１２年の７月には、２００時間の「専門講座」を開設し、専門講座を修了して、所定の実践経験を積んだ人を対象に審査を実施しました。 ほんで平成１４年２月に２７名が「兵庫県音楽療法士」として初めて認定されました。 講座はほんでも引き続き実施し、平成１５年３月には新たに４５名が「兵庫県音楽療法士」と認定を受けました。 その後、平成１４年２月に兵庫県音楽療法士に認定された２７名に対して２ヶ月後の１４年４月に実施した調査結果では、１人当たり約４施設において活動を実施しており、兵庫県音楽療法士が音楽療法を実施しとる施設数は１０４施設もある。 施設の種別としては、高齢者施設６３施設、障害児施設３２施設、また病院（般、精神、ホスピス）の９施設どす。 一人あたりの平均実施回数は、月１６回で、雇用状況については、２７名中、常勤４名、非常勤１９名、 ボランティア３名、自営１名になってます。 今まで認定された兵庫県音楽療法士により構成された「兵庫県音楽療法士会」は、講演会、事例研究発表、勉強会などを通じて、音楽療法の普及や向上を目的とした活動を行っています。 音楽療法の役割 音楽療法とは、最近日本でも医療の現場などにも取り入れ始めた療法で、皆はんの生活の中で必要とされとる音楽を利用して痴呆症や障害を持った子供達の症状の悪化を防いだり改善していく療法どす。 ホスピス・ケアの生活の中では、音楽の意味する部分は非常にいかいな影響があると思われます。 皆はんにはこれまで生きたきた人生の中で、楽しかった事や嬉しかった事の中でそれぞれに思い出す音やメロディーがあると思うて。 ホスピスに居る患者はん達も同じで思い出の音やメロディーがあります。 それを生命の危機的状態にある中で思い出す事は旅立ちの時にいかいな癒しになるやろうといわれています。 そやけども、現在の日本で末期がんの患者はんの現場は、非常に短い時間に限られておりその中で音楽を通してケアするのは患者はんが望むタイミングで音楽療法が提供でき、その療法をまた患者はんが受けてくれるかも問題になってます。 ホスピスを利用されとるがん患者はんは、平均在院日数が一ヶ月前後であり、入院患者はんの半分以上は一ヶ月以内の入院で死亡退院してしまいます。 従ってホスピスだけではなく緩和ケア病棟での音楽療法として患者はんの治療に関わる期間はわずか2〜3週間どすが、通常1〜2週間にいっぺんの療法では実際に患者はんとかかわれる回数は1〜2回になってしまい、これでは十分な療法を提供する事はややこしいと思われます。 ホスピスケアにおける音楽療法を始める場合には、まずフルタイムで音楽療法を提供する人材が確保でけるかも問題でもし、人材が確保出来たとしても音楽療法が可能な日に患者はんがそれを望んでくれなければ意味がおまへん。 音楽療法の説明 現在活躍しとる音楽療法士の仕事は、乳幼児からお年寄りまでの身体や精神に障害を持った人たちに対して、一緒に音や音楽を聴いたり演奏することを通し、利用者の運動機能の回復や獲得、社会適応能力の回復、 認知力などを養っ ていくのを手助けするむちゃ役立つお仕事のことなのどす。 期間を終えたら経過観察に入るという流れで、患者とともに施療をすすめとるようどす。 音楽療法士は音楽をリハビリテーションととらえる事が必要で、その音楽の持つ威力や特性をうまく利用して、人の感情に働きかけ、それぞれの障害のに合った心身の療法を、医師や看護師、その他のスタッフと協力して進めていく仕事なのどす。 音楽療法士の仕事場は日本ではまだ音楽療法が広まっておらん為、福祉関係がぎょうさん、病院や知的障害児施設・障害者福祉施設・デイケア・老人福祉施設関係・老人施設・養護学校、他にも授産施設・児童施設・精神科病院・一般病院・ホスピスなど、音楽療法士は色々な所で活躍しとるようどす。 受容的音楽療法は、音楽を聞くことで、利用者の心身の安定や改善をはかるものなのどす。 たとえば、病院の待合室などで流れとるクラシック音楽などは、受容的音楽療法の中に入ります。 また、能動的音楽療法は、患者に合った楽器を演奏させたり、歌を歌わせることなどで、積極的に疾患の改善を促すものと考えられとるのどす。 音楽療法士は これらの手法をうまく組み合わせて施療を行うお仕事どす。 例えば午前中などの起きてまもない時は昨日の仕事などの疲れや飲み過ぎ・睡眠不足といった気分を解消する為に、激しくなく、暗くなく、整った楽音配列でむらが無い脳神経の聴覚受容器を刺激してくれる曲がお勧めどす。 他に、食事を摂る時に、強い緊張が続いたまんまだと胃腸に対し負担をになってます。 食事中はゆったりとくつろげる音楽を聴いて安心して取る事が望ましいどすな。 夜はその日の心理状態に一致する曲を選んで、今日一日のストレスを癒してくださいな。 音楽療法士の学校 音楽療法士とは、音楽を利用して高齢者施設や養護施設などで元気の無かった人をいきいきさせたりと気持ちを癒してくれる療法を使った仕事どす。 最近では、音楽療法は、医療や一般など日本でも幅広く注目され始め音楽療法士になってたいと思っとる人も増えてきとると思うて。 音楽療法士の資格取得には、日本音楽療法学会の正会員であることと、学会に申請し、審査・面接を受ける必要がある更新する時には、 1.音楽療法の知識 2.講習会・学会への参加 3.臨床経験 4.研究発表および症例報告 5.論文・著書 6.教育指導経験などについてを一緒に更新します また資格取得には、他にも取得方法があり、そら、大学・短大・専門学校など音楽療法士養成コースを持っとる認定校の卒業生を対象にした音楽療法士補認定試験が2001年度より開始されています。 この試験の合格者は、音楽療法の臨床経験を3年を超えた時点で申請すれば、審査を経て正式に音楽療法士として認定されます。 音楽療法士の資格は、1997年から書類審査による認定を開始し､2001年４月に日本音楽療法学会が発足した後にもこれを受け継いで､認定審査に面接も導入して今日に至っています。そやけども４年後の2011年３月をもって暫定期間を終了するそうどす。 その後の資格取得の方法は､認定校で専門教育を受けた会員のみを対象とし、音楽療法士補の認定を取得し臨床経験を満たした後に音楽療法士認定を行うことになったそうどす｡また５年ぐちの資格更新システムを設定しています。 音楽療法士の仕事 乳幼児から高齢者まで身体や精神に障害を持った人たちに対して、「音」や「音楽」を聴くことや演奏することを体験して運動機能の回復や獲得、社会適応能力の回復など認知力を養っていくのを手助けし、音楽をリハビリテーションととらえて音楽の持つ威力や特性をうまく生かすのが音楽療法士の仕事どす。 また、人の感情に働きかけ、それぞれの障害の実状に合った心身の療法を、医師や看護師やその他のスタッフと協力して進めていく事も必要どす。 音楽療法士は、実践的技術だけでなく、教養や人間性も求められ、音楽療法に関する知識と豊富な臨床経験を身につけ、「歌う」「聴く」「演奏する」音楽の効果を使い、心や体に問題を抱えとる人達に対して､人の精神的な部分を治療する専門家どす。 日本がまだ福祉の現場に集中しとるのが現状の中、音楽療法の先進国、アメリカやドイツなどでは有効な治療手段としてすでに認められており活躍の場も様々どす。 ほんで日本では音楽療法士の仕事場はやはり福祉関係がぎょうさん、病院・老人福祉施設関係を始めとする知的障害児施設やデイケア・養護学校・障害者福祉施設・授産施設・児童施設などぎょうさんの福祉施設の病棟などでかつやくしています。 福祉関係でぎょうさん知られとる日本の音楽療法どすが、最近ではマタニティミュージックやヒーリングミュージックなど音楽の力が日本の医療だけではなく、一般の人たちにも影響しており、将来的には音楽療法士の活躍の場はずっと広くなると予想されています。 欧米での音楽療法 現在アメリカを始めとする世界中で音楽療法が取り入れられています。 音楽療法は音楽健康法や音楽レクレーションなど皆はんが生活の中で聴く音楽を気軽に取り入れられその効果も報告されています。 音楽療法は、その場が楽しいことが重要であり、音楽を聴いたり、楽器を演奏したりすることで、健康を改善されもって、ストレスを解消したり気分転換することである。 後に評価や検討、研究することは含められずこれらは広義の音楽療法と考えられています。 また欧米では、現在の日本とは違い療法とは治療を含むものと考えられています。 欧米の療法は狭義の音楽療法と考えられます。 例えば特定の対象者がおり、その個人やグループに対応したプログラムが設定されとるように、治療者の治療としての意義が重要となってくる。 また実践を始めてしまえば決してそのまんま放置しておく事は許されません。 実宣された内容を振り返り検討する事が必要どす。 このような治療の中でポイントとなるのは、何らかの治療などが終わった後で、患者がどのような点で治療前と比較して良くなったか、それとも変わらなかったのかさかしまに悪くなったのかなどを検討するなど評価をする事が必要となってます。 一般の人にとって、形や数字を伴わない評価は、音楽健康法やリクレーションの意義はおっきいといえます。 音楽本来の機能他役割の観点などからみると事実的にはむちゃ重要どす。 音楽療法は、皆はんの１番身近にあってむちゃ重要な療法といえますな。 音楽療法を利用した病院でのコンサート 最近音楽療法は代替・補完療法の1つとして注目を浴びるようになってました。 日本音楽療法学会による認定制度も今年で11年目を迎えますが、実際にはどのような形で医療現場に音楽が導入されとるのかについてはあまり深く知られておりません。 様々なミュージシャンを招いて、毎週土曜日30分ほどのステージを2回、「土曜コンサート」を行っています。 1回はホスピスの患者とその家族に向けて、もう1回は病院のロビーにおいて、入院患者と地域住民に向けて行われており、すべて無料で鑑賞することがでけるそうどす。 その日コンサートで演奏をしとったのは、ピアニストの重松壮一郎氏どした。 彼は、即興演奏家でコンセプトは、「生きとし生けるものすべてとの共鳴から音を紡ぐ」だそうで、1年の半分を日本全国ツアーで過ごす素晴らしい人どす。 ホスピス患者を対象としたコンサートは、ホスピス病棟内のラウンジに比較的体調のええ入院患者と家族が集まり行われました。他にも患者様の中には車椅子、さらには可動式ベッドで演奏に耳を傾ける人もいたそうどす。 演奏を終えた後、重松氏は「人生の最期に聴く音楽がわしの演奏になるかもしれへんと考え、精一杯弾きました。 わしと患者はんでは、時間の重みがまるっきしちゃうし演奏家として、死にものぐるいで精進せへんけへんということを再確認した30分間どした。」と語ったそうどす。 ほんで、その後行われた二回目の病院ロビーでのコンサートには、入院患者を始め地域住民ら50名ねぎが集い重松氏の奏でる即興演奏に聞き入っていましたた。 音楽療法士の資質 音楽療法という療法が最近注目されていますが、音楽療法士になってたい人は最近で少なくいでしょう。 そないなら、音楽療法士にはどういった資質が必要で、どうやったら音楽療法士の資格を取得する事が出来るのでしょうか。 音楽療法士は人と関わり合う事が必要で、利用者と援助者との人間関係が必要となって、 音楽療法はカウンセラーと同じく人間を理解し、利用者のエンパワーメントを大切にし生きる意欲を起こす事が必要どす。 また、米国の臨床心理学者・カール・ロジャースは、カウンセラーの一番の資質は、人間関係に対して敏感な人でしょう。 他人の反応に対して鈍感やったりまた、自分の発言が他人にどう影響するかが判らなかったり、自分と他の人の間に存在する友情や敵対心などに鈍感なようなら、カウンセラーには向いておらんであろうと発言しています。 他にも分析心理学者の河合隼雄は、カウンセラーと一言でいっても、色々なタイプの人がいて、皆が自分の長所を伸ばして活躍しとる為、そう簡単になれる人、なれへん人とは決められへんが、そやけどもカウンセラーになってたいと希望しとる中で一番困る人は、自分に問題があるのに自分の問題は棚に上げ、他人を救おうと考えとる人どす。 自分は健康で自分は素晴らしい、そやしどなたか困っとる人を助けてあげようという気持ちでは、他人をカウンセリングする事は出来ませんと発言しています。 音楽療法士は、現在は国家資格はなくぎょうさんの人はボランティアなどで音楽療法を行っとると聴きます。 ボランティアでも音楽療法に携わる仕事をしたいと思っとる人達は、やはり音楽療法士の資質があるかもしれませんな。 音楽療法士に求められる3つのスキル 音楽療法は最近では、音楽療法を取り入れて治療を行ってみたり、高齢者に音楽の楽しみや人との関わりの楽しさなどをおせてくれるえらい注目されとる療法どす。 ほんで音楽療法には、３つのスキルがあると考えられています。 まずは、音楽と療法との関わりや、病気に対する認識・プログラムの立て方・効果測定と評価についてなど音楽療法を実践する方法の知識とスキルがあります。 音楽療法に必要な事は目的を明確にし、それに応じた適切な方法を実施、ほんで結果を見直す事どす。 その為に、体系を立てられた取り組みが出来る事が求められ、効果も確認などは対象者の様子だけを評価するだけではなく実践した療法の適切性や、それと同時に音楽療法士本人のその時間の心理状態など自ら把握する事が必要どす。 また、他人を理解するための知識とスキルも必要になってます。患者はんに効果的な音楽療法を実施する為には他の療法士や施設職員の方々との相互理解と協力が欠貸す事は出来ず、他の音楽療法士の音楽療法の方法のええトコを認め合い、お互いをほんで高めあう事がもとめられています。 他人とは患者はんだけでなく家族や患者はんに関わる人、他の療法士また、ワーカーの方々など含めて理解する事が大切で傾聴する態度や他人に寄り添う姿勢、行動様式の理解他にも時代背景の認識が必要だと思われます。 最後に音楽療法を行うのに１番肝心な音楽を演奏するための知識とスキルがあります。 楽器演奏スキル・表現力、リズム感など楽譜の読み書き・多様な音楽ジャンルの知識なども必要とされてきます。 そやけどもここで、決して演奏のプロになる必要はないのどす。音楽を良く知り、音楽を演奏するスキルはもちろん必要どすが、音楽療法の目的は音楽を演奏する事ではなく、音楽を活用しケアすることなのどす。 音楽の事を良く知って、療法となるために必要な工夫をして使う事が大切な条件であり、音楽のジャンルにこだわらず患者はんと理解しあう為にも、音楽全般を好きでなくてはいけませんな。 モーツアルトの音楽療法のＣＤ 音楽療法は皆はんを癒したり、他にも高齢者の痴呆症など色々の病気に効果的だと言われています。 そやけども、音楽療法は日本ではまだ完璧に広まってへんと言え、音楽療法士の仕事もボランティアとしてだけで、現状では少ないと言われています。 そないな人の為にモーツアルトの音楽療法のＣＤをお勧めします。 モーツアルトの曲は、音楽療法の効果として必要な高い高周波を出すと言われており、そのモーツアルトの曲を日本における免疫音楽療法楽の第一人者と言われる和合治久教授の監修の下に、モーツアルトの中でも効果の高い音楽を選曲したそうどす。 この音楽療法ＣＤは、患者別に種類が判れとるので、どれを聞かせればええのかすぐ判ります。 １、脳神経系疾患の予防 聴力や耳鳴りの予防・改善や味覚異常や視力低下なども予防・アルツハイマー、パーキンソン病の改善など、老人性痴呆症、パーキンソン病、難聴などに効果があると言われています。 ２、血液循環系疾患の予防 高血圧、心筋梗塞、動脈硬化、脳梗塞などの症状、高血圧や激しい心拍が下がる、だ液がたくはん分泌され胃の活動が高まり便秘が改善されるなどの効果があります。 ３、免疫系疾患の予防 免疫物質の分泌が高まりインフルエンザウイルスなどの病原菌を撃退する力が増す、がんや自己免疫病の因になる活性酸素を、押さえてくれる療法があるので感染症、膠原病、アトピーなどの予防に効果があると言われます また1枚のCDの中には１から５までのステージに分かれており、それぞれ「挑戦」「決意」「歓喜」といったイメージがつけられています。 ほんで、それぞれのステージでどみたいに音楽を聴いたらより高い効果を得られるか、ということを解説し、またこのCDの効果をよりぎょうさん引き出すための秘訣など、医学的見地に基づく和合教授の解説が付いとるのでほんまに音楽療法に適したＣＤと言えるでしょう。 音楽療法の資格 音楽はあたし達の生活の中で必要不可欠な物と考えられています。 そらただの癒しなどではなく、医療の現場などでも充分効果があると考えられ音楽療法という名前を変えて注目をあびています。 音楽療法は主に医療の現場、特に高齢者施設や自閉症やダウン症、脳性麻痺などの子供達に良く利用されていて素晴らしい成果をあげています。 老人ホームや病院などでは、みんなで楽器を演奏したり、歌ったりする事によりお年寄りの孤独感や孤立化を防ぎ痴呆症などの身障者にもセッションや楽器演奏などを音楽療法士と行うことで身体の機能の回復や進行の停止などに応用されています。セッションなどでは歌を聴いたり、歌ったり、リズムに乗って動いたり、楽器を鳴らしたりなどをおこなっとるようどす。 このセッションなどを行うことにより実際にいかいな効果が現れとる事もわかっています。 ほんで、あたし達にもおおいに効果があると言われています。 きっと皆はんはその効果を知らず知らずのうちに音楽療法を体験しとると考えられます。 例えば、あんたの生活の中で好きな音楽や何故か涙が出てくる音楽などは、おまへんか。また、 現在ではリラクゼーションＣＤなどが発売しています。 その音楽療法の研究やお仕事をしとる人が音楽療法士どす。 音楽療法士は現在はまだ国家資格はなく、現在は音楽療法学会が認定しとる音楽療法士の資格や地域によってもその地域限定の音楽療法士がいます。 まだまだ音楽療法士は、少ないもってもいかいな活躍をしており、今からどんどん医療などの現場にむちゃ関わってくる療法といえそうどすな。 音楽療法研究会 浜松音楽療法研究所は静岡県西部地区を拠点に活躍しとる音楽療法の研究所どす。 音楽の街といわれる「浜松」に1999年の秋に発足されました。 発足の理由は、以前の視察研修で、長い歴史上に築かれたアメリカの音楽療法の現場を目の当たりにした研究生達が、音楽療法士を目指す仲間作りも大切であると願っとったトコに、アメリカの音楽療法家クライブ・ロビンズ夫妻による音楽療法セミナー開催の誘いを受け、特別講演会を準備しもっての発足となったさかいす。 浜松音楽療法研究会は、お互い実践の報告を交換し合い着々と成果を上げており、その取り組みは、浜松に音楽療法の波を広めとると言うても過言ではおまへんでしょう。 10年程前に、中米ホンジュラスで国際協力事業団青年海外協力隊の音楽隊員として、２年間活動をしとったころ当初は、現地の音楽家を育成するための学校で音楽指導にあたる予定どした。 そやけども、街で物乞いをするストリートチルドレンに出会い、そのたびにその子共たちこそ音楽が必要やのではおまへんかと思ったそうどす。 その初等科の低学年の子供たちにホンジュラス独自の音楽取り込んだ教育に力を入れるべきだと、文部省初等科の役人に働きかけ活動を方向転換しました。 インストラクターに仲間のドイツ人音楽教師をはじめとする、優れた現地の音楽教育者たちを集め、音楽活動を展開していきました。 音楽を通して人々との心の交流は、予想以上の効果があったが２年間の任期ではあまりにも短すぎ、もっと時間があれば見届けることができたやろうけれど、思い半ばで帰国したそうどす。 帰国後は、中米ボンジュラスの経験などから音楽の持つ偉大な力に惹かれ、音楽療法の道を歩み始めました。 ある大晦日の夜、除夜釜の茶席に招かれれ、満点の星空の下、藁草履をしゅっしゅっと鳴らして茶室へ向かい、そのろうそくの灯りだけがともる茶室は、静寂に鎮まりかえり、遠くから聞こえる除夜の鐘が心に染み渡っていました。 鐘の音は日本的な音の極みやろう。つまり日本人の音の世界、音楽療法の原点を感覚的に体験したような気がする。 これは、音のないような空間に、実は様々な音が存在しており、静けさの中に凛としたサウンドスケープ。 音楽療法の仕事は音と人をつなげることである。楽器を響かせもって嬉しそうに笑いもって。 様々な人との関わりの中で、音楽療法士も生きる喜びが湧いてくるでしょうな。
|
|||||||||||||